ウチの会社の周囲を見渡して、徒歩10分圏内に真の町中華が何軒あるかなと真剣に数えたら、僅か5軒だった。このうち2番目に近いのが「味の三恵」である。この5軒のうち、最も町中華らしいたたずまいといっても過言ではなく、カウンターだけの店内、お父さんとお母さんの二人三脚経営も町中華らしさを感じさせてくれる。
「味の三恵」の一押しはなんていっても「炒飯」。実は自分、「炒飯」は御徒町の「珍満」よりもうまいと思っている。いや、これって好みの差だと思うんだけど、自分は粘り気のある「炒飯」が好きなのだ。ご飯のかたさ、米の立ち具合、塩気の程よさ、いずれも自分の好みなのだ。
そんでもって安いんだ。
「炒飯」はスープ付きで630円。
恐れ入ります。
「幸楽」のご夫婦もそうだけど、「味の三恵」のお父さんもお母さんもかなりご高齢だ。自分はあと何回、この「炒飯」をいただけるだろうか。
よくテレビで「パラッパラの~」とかの言葉で炒飯を礼賛しているのを見かけますが、それだけが炒飯じゃないぞ!と思ったりします。
昔、あんかけ炒飯にハマったときからしっとり系を好むようになりました。
香港・中国で出てくるのはコメが違うから確かにパラパラだけど自分は日本のチャーハンのしっとりパラが好き。
うちの上海人もチャーハンは日本の美味しい店の方が中国のより美味しいと言ってます。
「太白楼 」はそのしっとりパラに該当するの?自分としては「太白楼」は完全にしっとりかな。だから、好みの炒飯かな。
昔、上海で食べた炒飯、ホントに旨かっなぁ。
それがしっとりパラの極意か。
「味の三恵」は御徒町「珍満」より、自分は好みです。機会があれば、是非お試しあれ。