毎年香港に出張に行く怪鳥は決まって、こう言う。「だって仕事で行くんだよ」。
怪鳥は香港があまり好きじゃないらしい。確かに、仕事で行くのと遊びで出かけるのとでは見える風景が違うし、気持ちの持ちようも全く変わる。
「香港、大好きだよ」。
以前から、自分は怪鳥にそんな話をしてきた。
ということで、怪鳥に連れてきてもらったのが、「香港贊記茶餐廳」だった。
ガチというほど本格派ではないし、町中華というあんばいでもない。店内は洋風のテーブルと椅子で、むしろそれが香港らしさを感じさせてもくれる。
中国八大菜系で香港料理は広東料理にカテゴライズされるが、長らくイギリスに統治されていた香港は独自の進化を遂げた。とりわけ、エッグタルトやサンドウィッチ、紅茶といった文化は中国社会では異質といえる。
さて、店に入ると怪鳥は既にビールを飲んでいた。しかも「青島ロ卑酒」(530円)。中国のナンバーワンブランド。確かに香港でも普通に売っている。
さて、怪鳥が選んだ香港の一品がこれだった。
「セロリとイカの炒め」(880円)。
さすが怪鳥。
中国で「生炒魷魚」といえば、人気の料理だ。さっぱりしていてうまい。中華でセロリは必須の食材だが、セロリは日本人にとって好き嫌いが別れる野菜の一つ。でも、この料理は中華では外せない。
中華の課題は飲みもの。ビールの後に何を飲むかだ。紹興酒という選択肢が最有力なのだが、この店ではグラスが500円。一方、酎ハイ系に目を転じると「緑茶ハイ」は450円。少々値段が張る。しかし、これが中華の宿命だ。
どうするか。怪鳥と相談して、紹興酒(500園)をチョイス。
次に怪鳥が選んだ一品もさすがと唸らせた。
「叉焼」。
蜜汁と呼ばれる甘仕立ての叉焼が香港の名物だ。これが馬鹿うまだった。
こういう中華があるのが、自分にはショックだった。ガチでもなく町でもない中華のカテゴリー。
例えば、朝に行けば、「三文治」と紅茶だけで、まさに香港気分に浸れるし、ランチだって、「香港炒麺」とデザートに「エッグ布丁」をいただけば、かなり幸せな気分になるだろう。
楽しい想像が広がるそれぞれのメニュー。このお店は新たな中華の可能性を提供してくれている。もっと近くに、「香港贊記茶餐廳」があれば、そんな思いに浸った夜だった。
最近、香港ではほぼ行く店が決まってきて「久しぶりだな」みたいに声を掛けられることがあります。ひたすらビールばっかり飲む日本人、という印象でしょう。
吉野家の牛丼が日本より薄味で結構好きなんだよな~。
ピージウ・リーベンレンって言われてるかもよ。
香港の吉野家、1度だけ行った。味は忘れちゃったけど、高いなって印象。日本の吉牛って味濃いよね。
香港と言えば私的にはやはりカンフー映画のイメージで、それもブルース・リーとかじゃなくてサミュエル・ホイのファンキーなイメージなんですよ(^o^)/
私は香港は新婚旅行の際にトランジットで寄っただけで、空港からは一歩も出ませんでした。
今は対中央政府デモで大騒ぎになってますが、イギリス統治下で自由世界を満喫した方々にとって中国共産党の強権政治にはそりゃ我慢ならんでしょうねぇ(^_^;)
このような騒ぎが起きることは返還される時点で容易に予測出来た筈なんですがねぇ、知識人やブルジョアはとっくの昔に香港を脱出してますもん(^o^)/
ジャッキー・チェンだって逃げ出しますよ。
こんばんは。
初期のジャッキー・チェンの映画も香港はコミカルに描かれていますね。ブルース・リーの切迫感、レスリー・チャンの醸し出す世界観、王菲のファンタジー。どれも香港だと思います。
数年前の雨傘革命の時に香港に行きました。香港はやっぱり熱なんです。毎日が祭りのような、あの熱が香港の魅力なんだと思います。
香港は大好きな街です。
怪鳥。
吉野家で鍋。なんだい、それは。
牛鍋?
吉牛をテイクアウトして、ホテルで食べるっていうのはありだと思う。自分は、あのおでんみたいなのを夜中に買いに行くのが、密かな楽しみだったし。
吉野家今度のぞいてごらん。8割がたの人が鍋食べてるから。吉野家は香港で一人で鍋を食べれる貴重な店なのではなかろうか。
ま、冗談はさておき、今回のデモはけっこうバイオレンスありだね。お気をつけて。
香港島だけでなく、デモのときは旺角も危険だよ。
今度いつ行けるかな、香港。
かみさん、「香港はもういいかな」って言ってるし。
吉野家の鍋、気になる。