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居酒屋さすらい 1651 - きっとルピック氏も驚くことだろう - 「煮込み屋 赤ねこ」(品川区北品川)

2020-06-18 22:22:09 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

「鳥勝」を出て、まだどことなく腹が空いていた。〆に何か食べたい。ご飯ものならなおいい。地元に戻って、中華でも食べるかと思いながら京急に乗った。新馬場に差し掛かった時、ふと思いついた。そういえば、「煮込み屋 赤ねこ」のお店に行ってみようか。

「キッチンカーさすらひ」で訪問した際、北品川で店舗展開をするとおっしゃっていたのが今年1月。お店は無事に開店しているだろうか。

北品川駅で降り、旧東海道へ。確か、あの踏切の近くと、キッチンカーのお兄さんは言ってたっけ。その言葉を頼りに風情ある道を進んでいくと、あった、あった。「煮込み屋 赤ねこ」。お店は立ち飲み形式のカウンターのみ。早速、暖簾をくぐって、店に入ると、意外なことに女性2人組の先客がいた。まずは「生ビール」(400円)で様子をうかがう。飲みものはオール400円。わりかしリーズナブル。

つまみはもはや不用。

自分は〆を求めて途中下車したのだから、ここは「牛煮込み丼」(800円)一択。いや、ご飯がない、アタマだけの注文もできるのだが、自分はとにかく飯が食べたかった。

お店のお兄さんと話しをしていると、驚くことに自分のことを覚えているという。はじめは話しを合わせているのかと思ったが、日時と場所も合っていたので間違いなかった。しかし、約4か月も前のこと、僅か数分言葉を交わしただけなのに。この驚異的な記憶力はなんとも素晴らしく、そして嬉しい。

「牛煮込み」をいただきながら、話しが弾む。

一応、煮込みについては、いろいろと食べ歩いてきた。評判通りのものもあれば、そうでないのもあった。当然ながら、東京三大煮込みと呼ばれる意外の煮込みにも、そはれらを凌ぐ煮込みが数多あるのも確かだ。 

この「赤ねこ」の煮込み、抜群にうまい。味噌や塩の煮込みが幅をきかせる中、それに留まらない、新たな味わいに見どころを感じる。しかし、それを何味とカテゴリできるだろうか。味噌も入っているが、味噌ベースではない。塩も含まれているが、メインじゃない。「牛煮込み丼」支配しているのは、まさしくあのダークサイドな色をしたアレではないか。

漫画、「美味しんぼ」の一巻、伝説と化した三つ星シェフ、ルピック氏とのバトル。あの松坂牛の隠し味。やはり、アレか。やはり、アレなんじゃないか。そう思わせる「牛煮込み」なのである。旨さが際立つのは、やはり大鍋で煮こんでいるから。これで、味が全体に染み渡るのだ。

調子に乗って、シャンパン(400円)もいただいてしまった。

このシャンパンが煮込みによく合うのだ。もしかすると、ルピック氏もシャンパンと牛煮込みに、舌を巻くかも。

立会川の帰りは、必ず途中下車しようと思う。

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