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同僚T根から「倉庫の近くにある、きゅうびょうカレー、うまいよ」と聞いた時、一瞬頭が混乱した。「急病カレーって」と、誤変換したのだ。
実際は9秒カレー。どうやら9秒以内でカレーを提供するのだという。もし、9秒を過ぎたらお金は返還してくれるらしい。
しかし、何故9秒なのか。何故10秒じゃないのか。そこにポイントがありそうだ。
会社の倉庫から自転車に乗り、「9秒カレー」に向かった。所沢の長閑な風景をチャリで往く。なんて気持ちがいいのだろう。ペダルをこぐこと十数分。「9秒カレー」は幹線道路のロードサイドにあった。
まず、食券を購入。ほぅ、大盛りにしても、普通盛りと同じ500円なのか。普段、大盛りは避けるのだが、ここは様子見で大盛りをチョイス。
さて、この食券をオーダー口に置いてから、果たして9秒以内にカレーは出てくるのか。食券を置く瞬間、厨房を見ると意外な事実に気がついた。若い女性がカレーを盛っているではないか。イメージとしてはおっさんが盛り付けていると想像していたのだ。そこが仇になった。怯んだといってもいい。戦意喪失し、数をカウントするのを躊躇したのだ。そんな自分を嘲笑うように、僅か数秒、いや2秒ほどで、自分の眼前にカレーが出されてきたのだ。
しかも、もう一つ驚いたのが、かき氷無料というサービス。一体、このお店はなんなんだ。
テーブルに運び、まじまじとその「カレー」を見る。カレーソースはオーソドックスなジャパニーズカレー。ご飯は無造作に盛られているが、量が半端ない。目分量で500gはありそう。これで500円は相当安い。
カレーは予想通り、ジャパニーズ。やや辛味を感じる。ただスパイシー感は全くなし。しかし、食べ応え感は高い。カレーって、味よりも満腹感優先。事実、南インドのミールスは際限なく、ご飯のおかわりをくれる。これって、基本的なカレーの流儀だと思う。
最近、メディアでの露出が多い「9秒カレー」。その番組によると、「9秒カレー」は株式会社加悦という運送会社の社員食堂らしい。この加悦、千葉の人にとっては有名な会社だ。社員の福利厚生としてフェラーリを貸してくれたりするらしい。かなり、変わった会社のようだ。そして、この「9秒カレー」も。
味はさておき、この変わったカレー屋はとにかくツッコミどころも満載だ。
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