東十条は立ち飲み屋が少ない地域だったが、東十条銀座に2軒の立ち飲み屋が出来て、その状況が変わりつつあった。確か、「えいちや」怪鳥がLINEで教えてくれた店で、いつか行ってみようと思っていたが、なかなかその機会にありつけなかった。今回、T根と飲むことになって、ようやく訪問が叶った。
お店は南口方面。かつて自転車で駅まで通っていたことはあるが、この5年は来る機会が減った。南口は寂しいのである。とはいえ、南口には、「埼玉屋」、「新潟屋」という名店が軒を連ねる。「えいちや」は東京銘菓、「草月」の斜め前。以前、この敷地が何だったのか、もう思い出せない。確か、洋食のお店だったか。
どれ、お店に入ってみるか。
店内はそこそこ混んでいて、カウンター奥は常連で盛り上がっている。厨房側に店主と思しき人がいて、我々が入店した時、鋭い眼光で我々を一瞥した。「いらっしゃいませ」の声もなければ、笑顔もない。強張った顔で一瞬だけこっちを見て、その後常連と乾杯をした。
その瞬間、この店はダメだなと思った。
ただ、機敏を返す訳にもいかず、一杯飲んで帰ろうと思った。
左側に大きな黒板があって、手書きでメニューが書かれている。「立呑 酒飯」というだけあって、がっつり系の酒肴が多い。
まずは各々「ホッピー」(450円)をオーダー。
ちなみに「ナカ」は250円。「ナカ」2杯おかわりして計950円だから、ほぼ区内のスタンダードプライス。ドリンクはそこそこ安いが、酒肴はヘビーな分、立ち飲みレベルとしては高い印象を持った。ほぅ、「ハムエッグ」もあるのか。ただ値段は480円。「スパイシーカレーのミートグラタン」とか気になる料理もあるが、なるべく早く店を出た方がいい。
おつまみは最安値の「えびせん」(200円)をオーダーした。
T根はメニューを睨みながら、オーダーの戦略を考えていたが、小声で「他に行こうよ」と言って、これ以上のオーダーを自重させた。
店員さんは店主の他、女性が一人。その女性は感じがよく、終始ニコニコしているが、店主は相変わらず店の奥で、常連と酒を飲みながらだべっている。
「ナカ」を一回おかわりして、それを飲み干してお会計した。
女性の店員さん。笑顔で、「また来てくださいね」と会計してくれたが、店主からは何もなし。なんかうちら、店主の気に障るようなことしたかなと2軒目に行く道中で話し合ったが、心当たりもなく。
「いや、お店に入った瞬間から、いきなり凄んできたよ」。
「女性の店員さんは、笑顔だったけどね」。
「あのお店、夫婦で営ってるのかな」。
「いや、女性は店主に敬語使ってた」。
だからといって、夫婦ではないということもない。
「ごめんなT根、次のお店でゆっくり飲もう。ゆっくりできる店だから」。
ちなみにオレは絶対行かないけどね🤣
こんにちは。
睨みについては、恐いラーメン屋さんのように、故意に睨みをきかせたのかちょっと分からないんですが、「いらっしゃい」もなければ、「ありがとう」もなかったのはちょっと信じ難いです。
近年稀にみる接客でした。
いくら料理がおいしくても、こういうお店には行きません。
大塚の「GOTO」レベルです。
ま、そういう店はある一定の常連で十分やって行けるんでしょ。会員制にすればいいのにな、と思うよね。
一杯ですぐに出たのは正解でしょう。
ありがとうございました。
お店は行ってみないと分かりませんし、店主とのフィーリングが合わない時もあります。
一杯ではなく、「ナカ」を頼んでいるので2杯飲みましたー。
「食べログ」のレビューにはいいことばかり書かれています。