S原社長と別れて、駅西口へ。実は行きたい店があった。
話題の「ニュータンタン」。川崎市民のソウルフードは今や東京にも進出し、何やら飲み系中華のマーケットをざわつかせている。何が川崎市民を熱狂させるのか、この目と舌で確かめたかった。
お店はすぐ見つかり、店内へ。カウンターに着席した。
「ニュータンタン」には居酒屋っぽい店舗があるらしいのだが、ドリンクメニューの寂しさを見ると、この店舗はそうではないらしい。
主な飲み物はビールと「緑茶割り」(400円)、「レモンサワー」(400円)だけだった。うわぁ、「酎ハイ」すらない。仕方ない。消去法で、「緑茶割り」をチョイス、あてには「おつまみメンマ」(350円)を選んでオーダーした。
何の予備知識を持たずに来たが、結構コアなファンが来店している。着席するなり、「タンタンメン」を頼み、なんだかたくさんのトッピングを次々に告げている。自分は何の予備知識も持ち合わせていなかったが、数分前に川崎市民の怪鳥と連絡をとり、怪鳥が頼むトッピングの一式を知っていた。
曰く、「中辛コーンニンニクと卵ダブル」。
言葉の意味は分からんが、とにかくすごい自信だ。
怪鳥の言葉をメニュー表を使って解読してみる。
① タンタンメンの辛さを選ぶ
控えめ、普通、中辛、大辛、めちゃ辛 めちゃ辛以上は数字
タンタンメン890円
② トッピングを選ぶ
なら、自分もトライしてみるか。
怪鳥と同じ、中辛をチョイス。にんにくは好きだが、人に迷惑をかけたくないので、パス。コーンと卵ダブルでオーダー。
すると出て来たのがこれ。
我々が知っている担々麺とは明らかに違う異形の丼。その赤いスープを見て、心の中で叫んだ。
「なんじゃあ、こりゃあ」と。
人は血のようなものを見ると叫んでしまうものらしい。まずはスープからいただいてみる。
ん? 既ににんにくが入っていないか。もう一度すすってみる。間違いない。にんにくだ。もしやにんにくも卵もデフォルトで入っているのか。分かった。だから、トッピングに、にんにくと卵がダブルなのか。ようやく飲み込めてきた。
にんにくは好きだから、それはそれでいいのだが、このタンタン、マイルドさなしでガチ勝負にきてる。荒々しいというか、もはや暴力的。だから中辛でも、かなりきつい。
川崎市民を敵に回してもいいから、言ってしまおう。
正直、まずい。
滴る鼻水と吹き出す汗で顔をぐしゃぐしゃにしながらも、なんとか完食した。この麺料理のどこがいいのか分からない。けれど、もしかすると、この禁断のにんにくが人を中毒にさせてしまうのかと。
ある意味、これは悪魔の実シリーズなのかも。その実を自分は食べてしまってた。深い深い沼の淵にもう足をとられている。
川崎市民全員を敵に回したな・・・・・。
「まずい」と言った人間が、「もう1杯」になる可能性もある。
来週、どうなるかだね。
まずい、は無い気がするけどね~。
妻も「そりゃないだろ~!」と言ってました・笑
まずいけど、また食べたくなる。
そんな可能性があるかもよって話し。
「まずい」から「うまい」への転換ではないよ。
結構、店によって味に違いがあるんだよね。
もちろん根本的には違わないけど。
しかしまさか都内にもこんなにたくさんオープンするとは想像出来ませんでした。
このブログを読んでたらどんどん無くなっていく可能性もあるかもだな~。
門仲で試してみましょう。
広域にチェーン化して、急速に多店舗展開する店って、たいてい陳腐化してる。
川崎のソウルフードってある部分でブランドだと思う。「川崎市に行ったらたべよう」みたいな。東京進出が吉と出るか凶と出るか。