お盆の入りはわたしにとって1年に1度きりの自由な日である。朝から酒を飲みに行き、途中銭湯に寄ったりしながら、そしてまた夕方まで酒を飲んでも誰にも文句を言われない日。2010年は、長男の急な発熱で看病を余儀なくされたが、2011年は念願の朝酒にありつけた。
わたしの立ち飲みさすらいは山手線沿線、城東、城北が主な舞台となっている。このため、かねがね噂を聞く中央線沿線への憧れが強い。
そこで、今回は思い切って中央線へと繰り出してみようと決意したのだ。その目指す地とは、「吉祥寺」である。
東京都下における文化の発信地。タイ料理にはまった頃、「ペパーミントカフェ」に足繁く通ったが、何故か吉祥寺でお酒を飲む機会に恵まれなかった。久々の吉祥寺でちょっと浮き足立っているが、しっかりと東京西部の立ち飲みを堪能したい。
まずは、ハモニカ横丁から。
狭い路地に小さな店が所狭しと並ぶ。中には仕切りすらない店舗もあり、まさにアジアの古い市場のように店がひしめき合う。
だが、立ち飲み屋どころか、開いている居酒屋すら見つけられない。真夏の炎天下を30分以上も歩きどおした。
そこで、仕方なくケータイで検索。すると「ポヨ」という変わった名称の立ち飲み屋が検索に引っかかった。なんてことはない。駅の目の前である。急いで駆けつけてみると、店は開いているものの、しっかりと椅子があった。
元々、椅子があったのだろうか。それとも「転び」なのだろうか。しかし、もはや喉の渇きも限界に来ている。そこで、わたしは店に入ったのである。
恐らく20㎡もない小さな店。ご主人は外国で修行を積まれたと思わせる落ち着いた旦那さん。
厨房の隅っこには大きな機械があって、その中をチキンが脂を滴らせながらくるくると回っている。
そう、ここはローストチキンのお店なのである。
まずは、「生ビール」から。ビールはサッポロ。1杯850円はちと高い。だが、注ぎ方は素晴らしく、キーんと冷えたビールが置かれた。つまみは、迷うことなく「ローストチキン」。グラム数で注文する仕組みとなっており、わたしは「100g」(400円)を注文した。
しかし、このローストチキンが本当においしかった。ローズマリーで焼くという触れ込みで、何がどうなっているのか分からないが、パリパリの皮の中は肉汁が滴る柔らかいもも肉。立ち飲み風の店ながらフォークとナイフで食べさせてくれる。なんともまぁ、リッチな気分になれるのである。
驚いたのは、ローストチキンのテイクアウト客がひっきりなしにやってくるところである。客層はどちらかといえば、年配の方が多く、かなり有名店のようだ。
ビールを飲み干して、ワインでも飲もうかと思った刹那、変わった名前のビールの名前が目に飛び込んできた。「へーファヴァイスビール」。聞いたこともないビールである。それがしかも樽生で飲めるというのだから飲まない手はない。1杯が800円。どうやらバイスビールのようである。飲んでみてびっくり。これがすっきりしていて、ローストチキンによく合うのである。
しかし、このローストチキンのうまさといったら。
最後に赤のワイン(400円)をもらった。ビール、ワイン共によく合うローストチキン。吉祥寺に来て、本当に幸せな気分に浸ったのである。
わたしの立ち飲みさすらいは山手線沿線、城東、城北が主な舞台となっている。このため、かねがね噂を聞く中央線沿線への憧れが強い。
そこで、今回は思い切って中央線へと繰り出してみようと決意したのだ。その目指す地とは、「吉祥寺」である。
東京都下における文化の発信地。タイ料理にはまった頃、「ペパーミントカフェ」に足繁く通ったが、何故か吉祥寺でお酒を飲む機会に恵まれなかった。久々の吉祥寺でちょっと浮き足立っているが、しっかりと東京西部の立ち飲みを堪能したい。
まずは、ハモニカ横丁から。
狭い路地に小さな店が所狭しと並ぶ。中には仕切りすらない店舗もあり、まさにアジアの古い市場のように店がひしめき合う。
だが、立ち飲み屋どころか、開いている居酒屋すら見つけられない。真夏の炎天下を30分以上も歩きどおした。
そこで、仕方なくケータイで検索。すると「ポヨ」という変わった名称の立ち飲み屋が検索に引っかかった。なんてことはない。駅の目の前である。急いで駆けつけてみると、店は開いているものの、しっかりと椅子があった。
元々、椅子があったのだろうか。それとも「転び」なのだろうか。しかし、もはや喉の渇きも限界に来ている。そこで、わたしは店に入ったのである。
恐らく20㎡もない小さな店。ご主人は外国で修行を積まれたと思わせる落ち着いた旦那さん。
厨房の隅っこには大きな機械があって、その中をチキンが脂を滴らせながらくるくると回っている。
そう、ここはローストチキンのお店なのである。
まずは、「生ビール」から。ビールはサッポロ。1杯850円はちと高い。だが、注ぎ方は素晴らしく、キーんと冷えたビールが置かれた。つまみは、迷うことなく「ローストチキン」。グラム数で注文する仕組みとなっており、わたしは「100g」(400円)を注文した。
しかし、このローストチキンが本当においしかった。ローズマリーで焼くという触れ込みで、何がどうなっているのか分からないが、パリパリの皮の中は肉汁が滴る柔らかいもも肉。立ち飲み風の店ながらフォークとナイフで食べさせてくれる。なんともまぁ、リッチな気分になれるのである。
驚いたのは、ローストチキンのテイクアウト客がひっきりなしにやってくるところである。客層はどちらかといえば、年配の方が多く、かなり有名店のようだ。
ビールを飲み干して、ワインでも飲もうかと思った刹那、変わった名前のビールの名前が目に飛び込んできた。「へーファヴァイスビール」。聞いたこともないビールである。それがしかも樽生で飲めるというのだから飲まない手はない。1杯が800円。どうやらバイスビールのようである。飲んでみてびっくり。これがすっきりしていて、ローストチキンによく合うのである。
しかし、このローストチキンのうまさといったら。
最後に赤のワイン(400円)をもらった。ビール、ワイン共によく合うローストチキン。吉祥寺に来て、本当に幸せな気分に浸ったのである。
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