連日の湯島へ。納本した後、I社さん主催のYちゃん送別会へ。以前もB研記者会の忘年会で集まったお店にて。B研記者会で集まるのは、もうかれこれ2年半ぶりである。あの時、N社のO槻さんとワインのボトルを2本空けたっけ。
I田さんと自分がお店に一番乗り。次いで主役のYちゃんが到着し、そしてO槻さんが現れた。P社のH口さんは19時着ということで、とりあえず会は4人でスタートした。Yちゃんが気をつかって、「今日は熊猫さんの送別会も兼ねて」と言ってくれたが、「いやいや、自分はいいから」。
でも気をつかってくれてありがとう。だって、もう10ヶ月前だから。
I田さんは、「だって熊猫さんは東京にいるから。Yさんは大阪でしょ?」。
そこで初めてYちゃんが大阪に行くことが公になった。そこで皆、驚いてみせる。いや本当は誰もが知っている事実なのだが。公式的にはまだ発表などされる訳でもなく、一様にリアクションしたのだ。
自分はもう随分前からそのプロセスをつぶさに知っていた。彼は相談という形式ではなく、なんだか良く分からない連絡をほぼ毎日のようにラインしてきた。その都度、自分は真摯に答えた。たとえ時間がなくても、ほぼ毎日、一日10通くらいくる全てのラインに返信したと思う。ただ明確な進路の回答は言わなかった。だって、答えを出すのは自分だから。
そして彼は答えを出した。単身赴任で大阪へ。
まずは瓶ビールで会は静かにスタートした。Yちゃんの話しから、やがてそれぞれの思い出話しへ。それはまるでコロナ禍で集まれなかった2年半の時間を埋めた。コロナによって分断された時間をまずは取り戻す作業が必要なのだ。そして今、時間が再び動き出したような気がする。
ビールから日本酒へ。今日はワインはいただかず。
つまみの数々がこれまたうまい。とりわけ感動したのが、鰆の西京焼きだった。身がしっかりして絶妙の焼き加減。日本酒の最高の友だった。
ここはいいお店だなと思う。
黙々と働く女将さんの料理はおいしくて、お酒のチョイスもいい。自分もこういうお店を一軒くらいは知っていたいと思わせる。つまみは和食中心だから胃に優しく、なんだかホッとする。
女将がいるお店。
そういうのを求める年齢になったんだなとしみじみ思う。
今度いつ次にこのメンバーで会えるだろうかと思っていたら、実はその翌日、また別の主催者がYちゃんの送別会を企画した。アントニオ猪木の引退興行みたいな、延々と続く、Yちゃん送別会!
でもね。2年半ぶりにみんな元気で集まれたことに、まずは感謝。
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