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居酒屋さすらひ 2108 - 焼鳥と団子はレア - 「やまと」(新宿区西新宿)

2024-05-27 22:41:16 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

 2ヶ月に一度のN屋さんとの会合はまたもや昼間の新宿で。

昼間といっても午前中ですよ。11:00に待ち合わせなのだが、果たして店は営っているのだろうか。店を探す時間がもったいないので、実は事前に調べたところ、西新宿に11時開店の「やまと」という酒場がヒットして、行ってみることにした。

黄色い看板に黒板のデザイン。外観からして不思議。店内に入ると雰囲気はしょぼかった。什器がチープで、清潔感もない。一瞬のうちに、「こりゃダメだ」と思った。以前、N屋さんと行った「鶏丸」よりは全然ましだが、この店もどっちかといえば、その部類に入る。渋谷や池袋と違って新宿にはこんなお店が多い。

それでも開店間もなくにもかかわらず、若者が数組飲んでいた。自分らも椅子に腰かけ、タッチパネルで「生ビール」を注文した。

この「生」は価格が180円。

安すぎねーか。一口飲んでみると、確かにビールではある。

あまりにも安いから、お店のことを調べてみたところ、意外なことが分かった。「やまと」の母体企業はビールが安いことで有名らしい。その酒場は、新橋、赤坂、神楽坂など、一等地に店舗を構えるものの、一杯200円程度でビールを提供してるという。何故、そんな場所で安価にビールが提供できるのか、幾つかのサイトが謎を指摘している。店舗名は統一されてなく、まるでステルスのような戦略で多店舗展開を行っているようだ。

つまみに串焼きをオーダーした。

ただ、一本だけ明らかに生焼けのものがあった。焼き方はきかれなかったし、ましてやレアとも言ってない。N屋さんが店員さんを呼びつつ、「代わりのもの持って来なくていいから」と前置きして、生焼けを指摘した。食べてみて、生焼けが発覚した訳ではなく、見ためでもうアウトだった。

後々、代わりの鳥ももが出てきたが、それはしっかり焼かれていた。ただ、我々はもうその時、げんなりしていて、「河岸変えるかね」となった。

つまみの中で強烈だったのは「団子」だった。レアな一品。

甘い醤油のみたらし風の団子がメニューの中にありオーダーした。こんなのつまみになるとは思えなかったが、なかなかどうして。これが結構いけた。しかも、ほんのりといいあんばいに焼かれていた。

ビールもつまみも確かに安い。でも、生焼けを目の当たりにして、我々の戦意はもうこの店にはなかった。

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