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BASEBALL馬鹿 BLOG

目指せ!WBC日本代表 草野球日誌 ♯2

2008-07-31 13:18:44 | 草野球日誌
 7月27日、午後2時の江戸川河川敷。
 試合前から息の荒くなっている男がいる。
 「体力の衰えは急にガクンとやってくる」。
 昔、誰かから聞いた話を最近よく思い出す。
 昨年までは、夏場の試合でもたいして苦にはならなかったが、今年は違う。男37歳、とうとう衰えがやってきたのかもしれない。汗の量も今年はやけに多く、息があがるのも早い。汗は多く糖分を含んでいるかの如く、ベタつき感がある。酒の飲み過ぎなのだろうか。

 キャッチボールの動きも緩慢で肩を作れない。また、とにかく水分の補給がひっきりなしだった。キャッチボールの後、簡単なノックの後、5分置きに水分を補給する。
試合前から熊猫はこんな具合で干上がりそうだった。

 炎天下のゲーム。
 おいらは3番左翼でスタメン。そして、いきなり初回無死1,2塁の場面で打席が回ってくる。
 しかし、相手バッテリーの配球がよく分からなかった。
 初球、真ん中のスライダーでストライクをとった。おいらは、悠然と見送る。2球目、内角低めの直球を打ちにいく。やや窮屈な打撃になり、3塁後方にフライのファール。誰が見ても、打者は直球に的を絞っていることが分かる。3球目の外角高めのスライダーはボール。だが、4球目は内角に直球を投げ込んできた。すかさず強振すると、打球はライナーで中堅を襲った。
 中堅手は一瞬落下点に入ったかに見えた。だが、打球は中堅手のグラブをかすめて、転々とした。その間においらは本塁まで駆け込んだ(記録は2塁打とエラー)。

 しかし、解せないのは相手バッテリーの配球である。
 余程、直球に自信があったか、それとも、おいらをなめていたか。はたまた、内角で打者をえぐっておいて、最後は外角の変化球で勝負しようとしていたか。
だが、その疑問は次の打席でますます分からなくなった。前打席で鋭い打球を飛ばした球と同じコースが初球からきたのだ。
 おいらはあらかじめ準備をしておいた。もし初球から直球がくるようだったら、ガンガンいくと。さっきの打席よりもややコンパクトに振り抜くと打球は低い弾道で投手のグラブをかすり、そのまま二遊間を抜けていった。これで、前試合から数えて、3打席連続のヒット。それも全て中前打。そのうち2本が二遊間を抜けていく安打だ。強い打球が打てている証拠である。
 
 投手が変わった3打席目は結局歩かされた。
 初球がカーブから入ったところをみると、バッテリーはようやく気づいたのかもしれない。自分がストレート狙いであることに。
 試合は3―17で大敗した。
 もう最後はヘロヘロだった。
 終盤は、脳裏に何度も生ビールがちらついた。
 目の隅には星がちらついていた。
 その星はもしかすると、サッポロビールの星かもしれない。

 さて、次の試合は8月24日、対フィッシュマンズ戦。忘れもしない、昨年の対戦でフィッシュマンズのおっさん投手が投じた初球の屈辱を。そのおっさんは、草野球には珍しく、投手自らサインを出した。球種が多いことは容易に想像できたが、まさか初球にフォークボールを投げてこようとは。今度は必ず打ち返してやるゼ。



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2 コメント

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Unknown (監督)
2008-08-02 06:43:20
いやぁ、ほんとに暑かったですねtt
しかし、あのセンターへの打球は興奮しましたよ^^
次も強敵ですが是非クリーンアップの力を存分に見せ付けてあげてください。
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ありがとうございます。 (熊猫刑事)
2008-08-02 08:30:18
クリーンアップの力もそうですが、ここはチーム一丸となった力を見せ付けてやりましょう。

今年は、皆調子しいですもんね。
特に監督は絶好調じゃないですか。

しかし、監督朝早いですねぇ。
そうか、今日も出勤なんですね。

お疲れ様です。
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