楽しい事が有る町と書いて有楽町。
先日の東京新聞には有楽町を指して「お父さんの聖地」と書かれていたっけ。
個人的には新橋こそ「お父さんの聖地」に相応しいと思うのだが…。
もっとも線路沿いを下っていけば、すぐさま新橋に行くことができて、結局この聖地は地続きだと思えば、それもまた「よし」なのである。
その「お父さんの聖地」にしてメッカとあがめられている店といえば、やはりこの店をおいて他にない。
「日の基」である。
そして、「日の基」といえば居酒屋界の「ちょい不良オヤジ」、店主のアンディさんだ。
今回、このブログを書くにあたって、「散歩の達人」(交通新聞社)のバックナンバーをひっくり返してみた。以前、アンディさんのインタビュー記事が載っていたからだ。
だが、以前同誌を処分したことがあって、どうやらそのときにその号は捨ててしまったようだ。ついぞ発見できなかった。
今回は友人MJと有楽町に赴き、同店に来店。
新橋よりの本店か、それとも有楽町寄りの、いわゆる「新 日の基」か、迷った挙句、 「新」に腰を落ち着けることにした。
しかし、いくら「新」と言われるものの、決して作りは新しいものではない。まさに古き良き時代の居酒屋だ。
厨房が中央にあり、それをグルリとカウンターが囲む。コの字ではない。ロの字である。
テーブル席もないことはない。だが、客席の主役はあくまでカウンターである。すでに 3、4人の客が物思いに耽りながら酒を飲んでいる。もちろん、一人客も少なくはない。
オレとMJは店の置くのカウンター席に座り、お店のお姉さんに生ビール(値段は失念。確か500円台だと記憶しているが)を注文した。
お店にいる店員はお姉さんが2人。
この方たちが、こりゃ、また実に美しいのである。
そして、客の注文をひょいひょいと鮮やかにこなしていくのだ。
我々はつまみに「煮込み」(580円)と「鶏の唐揚げ(620円)を注文する。
比較的、料理の眼段は高め。地代のコストがそのまま料理に跳ね返っているのだろうか。もし、そうだとしたら、この値段はすでに大衆とは懸け離れているような気もする。
ほどなくして、これら料理が眼前のカウンターに飾られた。
その大皿を見て、ある程度高めの料金に納得した。
この店は、しっかりとしたものを食べさせてくれるのだな、と。
アツアツの鶏唐はかなりウマシ!しかも、煮込みもコクがあってこりゃまたイケる。恐らく複数の味噌を使用しているに違いない。しかもモツも柔らかくてとってもGOOD!
居酒屋の醍醐味といえば、その非日常性にある。
とりわけ、店の雰囲気やムードといったものは特に重要である。
これによって、料理の味が変化するといってもいい。
この雰囲気によって料理や酒が良くなることもあれば、また悪くなることだってあるのだ。
その点、同店の雰囲気は酒と料理の味を更にひきたてていた。
居酒屋然とした、その雰囲気と店員さんのキビキビした動きは居酒屋のムード派から圧倒的な支持を得ていることだろう。
ムードと言えば、最近MJは居酒屋好きの上司とともに古い居酒屋に出没しているんだとか。最近も湯島の「シンスケ」に行ったとのこと。こうしてMJも古き良き居酒屋にどっぷりと浸かりつつあるようだ。
さてさて、更にムードと言えば、ホッピー。
ここ、「日の基」においても当然ホッピーは置いてある。なにしろ、「日の基」本店の前には「ホッピー発祥の地」なる看板すら置かれているのだから。
「ホッピー発祥の地」って、「日の基」はメーカーじゃないから、日本で一番初めにホッピーを作ったわけではないんだろうけど。恐らくホッピーをメニューに取り入れた最初の酒場ってことなのか、とにかくホッピーに関しては歴史がつまったところらしい。
話しは脱線したが、ホッピーこそムードが最優先される飲み物である。
怪鳥曰く「家で飲んだらマズかった。オレこんなもん飲んでいるのか」と。
酒場で飲むからこそうまいのがホッピー。確かにウチで飲んだら味気ないものなんだよね。
そのホッピー、我々も頂くことにして、お姉さんに頼む。
そして、改めてMJと乾杯!
いやぁ、これがうまいのなんのって。
やっぱ、ホッピーでしょ。
そのホッピーのつまみとして何を頼んだか、わたしの備忘録にはもうなにも書かれていないが、微かな記憶を辿ると、確か「チャンジャ」をオーダーしたような気がする。
このチャンジャ。お店のお姉さんのイチ押し!
これも実にうまかった(値段はまたしても失念)。
時間を追う毎に少しずつ、賑わいを見せる店内。
みんな、この居酒屋らしいムードを味わいに来店するのかも。
格式ある日本古来のものが担い手不足から衰退していく中で、この古き良き日本伝統の居酒屋ムードを守るのが、異国で生まれたアンディさんというのも、何か今の日本を象徴しているような気がするなぁ。
先日の東京新聞には有楽町を指して「お父さんの聖地」と書かれていたっけ。
個人的には新橋こそ「お父さんの聖地」に相応しいと思うのだが…。
もっとも線路沿いを下っていけば、すぐさま新橋に行くことができて、結局この聖地は地続きだと思えば、それもまた「よし」なのである。
その「お父さんの聖地」にしてメッカとあがめられている店といえば、やはりこの店をおいて他にない。
「日の基」である。
そして、「日の基」といえば居酒屋界の「ちょい不良オヤジ」、店主のアンディさんだ。
今回、このブログを書くにあたって、「散歩の達人」(交通新聞社)のバックナンバーをひっくり返してみた。以前、アンディさんのインタビュー記事が載っていたからだ。
だが、以前同誌を処分したことがあって、どうやらそのときにその号は捨ててしまったようだ。ついぞ発見できなかった。
今回は友人MJと有楽町に赴き、同店に来店。
新橋よりの本店か、それとも有楽町寄りの、いわゆる「新 日の基」か、迷った挙句、 「新」に腰を落ち着けることにした。
しかし、いくら「新」と言われるものの、決して作りは新しいものではない。まさに古き良き時代の居酒屋だ。
厨房が中央にあり、それをグルリとカウンターが囲む。コの字ではない。ロの字である。
テーブル席もないことはない。だが、客席の主役はあくまでカウンターである。すでに 3、4人の客が物思いに耽りながら酒を飲んでいる。もちろん、一人客も少なくはない。
オレとMJは店の置くのカウンター席に座り、お店のお姉さんに生ビール(値段は失念。確か500円台だと記憶しているが)を注文した。
お店にいる店員はお姉さんが2人。
この方たちが、こりゃ、また実に美しいのである。
そして、客の注文をひょいひょいと鮮やかにこなしていくのだ。
我々はつまみに「煮込み」(580円)と「鶏の唐揚げ(620円)を注文する。
比較的、料理の眼段は高め。地代のコストがそのまま料理に跳ね返っているのだろうか。もし、そうだとしたら、この値段はすでに大衆とは懸け離れているような気もする。
ほどなくして、これら料理が眼前のカウンターに飾られた。
その大皿を見て、ある程度高めの料金に納得した。
この店は、しっかりとしたものを食べさせてくれるのだな、と。
アツアツの鶏唐はかなりウマシ!しかも、煮込みもコクがあってこりゃまたイケる。恐らく複数の味噌を使用しているに違いない。しかもモツも柔らかくてとってもGOOD!
居酒屋の醍醐味といえば、その非日常性にある。
とりわけ、店の雰囲気やムードといったものは特に重要である。
これによって、料理の味が変化するといってもいい。
この雰囲気によって料理や酒が良くなることもあれば、また悪くなることだってあるのだ。
その点、同店の雰囲気は酒と料理の味を更にひきたてていた。
居酒屋然とした、その雰囲気と店員さんのキビキビした動きは居酒屋のムード派から圧倒的な支持を得ていることだろう。
ムードと言えば、最近MJは居酒屋好きの上司とともに古い居酒屋に出没しているんだとか。最近も湯島の「シンスケ」に行ったとのこと。こうしてMJも古き良き居酒屋にどっぷりと浸かりつつあるようだ。
さてさて、更にムードと言えば、ホッピー。
ここ、「日の基」においても当然ホッピーは置いてある。なにしろ、「日の基」本店の前には「ホッピー発祥の地」なる看板すら置かれているのだから。
「ホッピー発祥の地」って、「日の基」はメーカーじゃないから、日本で一番初めにホッピーを作ったわけではないんだろうけど。恐らくホッピーをメニューに取り入れた最初の酒場ってことなのか、とにかくホッピーに関しては歴史がつまったところらしい。
話しは脱線したが、ホッピーこそムードが最優先される飲み物である。
怪鳥曰く「家で飲んだらマズかった。オレこんなもん飲んでいるのか」と。
酒場で飲むからこそうまいのがホッピー。確かにウチで飲んだら味気ないものなんだよね。
そのホッピー、我々も頂くことにして、お姉さんに頼む。
そして、改めてMJと乾杯!
いやぁ、これがうまいのなんのって。
やっぱ、ホッピーでしょ。
そのホッピーのつまみとして何を頼んだか、わたしの備忘録にはもうなにも書かれていないが、微かな記憶を辿ると、確か「チャンジャ」をオーダーしたような気がする。
このチャンジャ。お店のお姉さんのイチ押し!
これも実にうまかった(値段はまたしても失念)。
時間を追う毎に少しずつ、賑わいを見せる店内。
みんな、この居酒屋らしいムードを味わいに来店するのかも。
格式ある日本古来のものが担い手不足から衰退していく中で、この古き良き日本伝統の居酒屋ムードを守るのが、異国で生まれたアンディさんというのも、何か今の日本を象徴しているような気がするなぁ。
噂によると、「日の基」さんの娘婿さんだそうです。
一度、日比谷のスーパースーツストアで買い物をした帰り、お店の様子を覗きこんでいると、アンディさんが出てこられ、しばらく目があったことを思い出します。
しかし、故アンディ・フグさんは「日本人より日本人」と言われ(個人的には『日本人より日本人』なんてありえないと思う)、アンディ・シーツさん(現阪神タイガース)も日本野球に妙にマッチしています。
アンディさんは日本の至る所で活躍しています(していました)。
でも日本に住んでる異国の地の人の方が
着物をきてもしっくりしたり
日本のことをよく知っていたりしますよね~。
日本人には持てない日本を愛する心のなせる業なんでしょうか。。。