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今年初の田町は午前中の某社訪問。
ということはこの日もまた、「宗屋」訪問はなし。
11:30に用事終了。
ならば、あの店に行こうか。
「ボンディ」。
カレー激戦区、神保町のカレー屋ランキング(食べログ)で堂々の首位を走り、そして神田カレーグランプリの第一回王者である「ボンディ」が、田町に店舗を構えるのだ。正午を回ると行列が出来るが、今なら間に合うだろう。
田町の欧風カレーは東の「ボン・ナペティ」、西の「ボンディ」とボンボン戦争が繰り広げられている。前者は行ったが(「カレーさすらい」未収録)、「ボンディ」は、レトルトしか体験したことがない。楽しみだ。
お店到着、11:50。
お昼前だが、辛うじて入店できた。
お目当ては「チーズカレー」(1,600円)一択。何故、これか。以前、食べたレトルトが、このメニューだったから。まずは小手調べ。
ご飯は普通が300gのうえ、小ぶりのじゃががつく。結構なボリュームだ。しかも、ご飯の上にチーズ、カレーソースにもチーズという、ダブルチーズ。
これを中辛でいただく。なお、ご飯には梅干しときゅうりのキューちゃん系漬物がオン。欧州のジャポニスム、ここにあり。
カレーソースはさすがだ。テーブルに到着してから、薫りだけでもご飯がいけそうなくらい、濃厚なフレグランスを漂わせる。欧風のカレー独特の洗練された香りである。
まずは一口。
うまいなどという月並みな言葉では言い表せないが、それしか言葉が出てこない。
どうやっても素人には作れない重厚なコク。何が入っているかは分からないが、これはもはやカレーではないんじゃないかな。
「ボンディ」というジャンル。
神保町の「ガヴィアル」はスパイスの方を強く感じたが、「ボンディ」はワインのような甘みの方が強い。ただ、スパイス感もあり、そのバランスが絶妙だ。
12時を過ぎると、店頭に行列が出来た。
ご飯を完食するのはあっという間だったが、じゃがはちょっと持て余した。2個は多く、自分的には1個で充分。でも、しっかり完食。最後はじゃがで更に残ったカレーソースをこさいだ。カレーソースを少しでも残してしまうのはもったいない。スプーンでこさぐのははしたないが、じゃがならそうは見えないはず。もしや、じゃがはそのためにあるのか。
カレー一杯1,600円は安くはないし、ランチの域を超えている。でも、その道の最高峰に上がることは重要だ。サッカー日本代表、森保監督ではないが、違う景色を見ることができるし、世界の見え方は変わる。
「ボンディ」は欧風カレーの完成品だった。
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