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3日目の夜は石垣牛の焼肉屋と決めていた。
石垣島には「食べログ」の焼肉部門100名店のお店がある。
「炭火焼肉 やまもと」。
ところが、石垣島到着初日、10回くらい電話をしたが、誰も電話に出んわ。初日、「夢乃屋」で人手不足の話しを聞いて、「あぁ、多分、『やまもと』も人手不足か」と思い、その後は電話するのをやめた。石垣牛は諦めたのだ。
だが、石垣の最後の夜。なんかすごいものが食べたいねと言い合いながら、バス停へ。違う焼肉屋をあたってみようかとなり、検索にでてきたのが、「わたなべ」だった。すぐさま電話をすると、予約可能だという。急遽、石垣牛の焼肉の晩餐となった。
店舗は2階にあって、かつ清潔だった。
焼肉はコースでとるのがポピュラーらしい。せっかくだから、奮発したいと思い、一人8,800円の、「新生わたなべ2周年コース」を3人前でオーダーした。実は娘は、焼肉が嫌いなのである。せっかく4人前とって、食べないとなるともったいないので、3人前で様子を見た。
料理が来る前に、店主らしき人のレクチャーがあった。お店の特徴は「焼きしゃぶ・焼きすき」と言うのだが、よく分からない。しゃぶしゃぶ、すき焼きの焼肉というニュアンスなのだろうか。
大人はオリオンビールの生をいただく。
子どもらはトロピカルジュース。生ビールの注ぎ方がイマイチ。まずは「前菜サラダ」が到着。このサラダのドレッシングは同店特製らしく、ゴールドバレルというパイナップル、まるまる一個分を搾ったドレッシングが使われているらしい。ふむふむ、確かにパイナップル味だが、これは好き嫌いがあるはずだ。
肉が来る前に、「ユッケ」が到着。これでまずは準備運動。
肉はザブトン、ミスジ、シンシン、バラヘッドの順に来た。これらをテーブルに埋め込まれた七輪で焼いていただく。あまり焼き過ぎると、せっかくのいい肉が台無しで、軽くレアで食べるとちょうどいい。確かに肉の質はいいようだ。トロっトロの食感である。娘も気に入ったらしく、結構食べている。なので、途中からハサミを借りて、切り分けることとなった。
その後、A5ランクの外もも、赤身、そして最後がハラミで終わった。
確かに旨かったが、満足には至らない。どうせなら、カルビとかロースをばんばん食べたかった。希少部位は確かにうまいのだが、満腹にはならなかった。確かに、3人前を4人で食べたことも物足りなさを感じた要因かもしれないが、それだけではなかったと思う。
肉の後の食事は石垣牛の「熟成ビーフシチュー」、モリンガ麺の「わたなべ冷麺」、そして石垣牛の「肉寿司」2貫の中から、一つ選ぶらしい。家族は皆、「冷麺」をチョイスした。なので、この料理も娘に譲った。
ちなみにモリンガとは、スーパーフードと呼ばれる植物らしい。その植物を練り込んだ冷麺は緑色だった。
そして最後のデザートはそのモリンガの「塩プリン」。娘から一口もらったが、これはバカウマだった。
確かにうまいし、石垣の魅力もたくさん詰まったコースだったのは確か。ただお会計が3万円ちょっとで、決して安くはない。でもやっぱり満足度が低いのはお腹いっぱいにならなかったからだと思う。カルビとかをもっとばくばくと食べたかった。
お店を出ると階段の下に少女がいて、顔だけでお辞儀をしてくれた。お店の娘さんなのか。家族一人ひとりに挨拶をしていて、それが可愛らしかった。
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