東の「日乃屋カレー」、西の「上等カレー」。
両者はそんな立ち位置にあると思う。両者ともジャパニーズカレーのこてどろ。神田カレーグランプリのディフェンディングチャンピオンだ。
「上等カレー」を甘辛と評すものがやたらと多い。ホントにそうだろうか。だって、カレーって、元々そういう要素のある煮汁じゃないか。甘さは煮込まれた野菜の味。辛味はスパイシー感。それが溶け込まずに独立した層を形成し、舌の上で奏でる。溶け込まないのは、それぞれが微妙な均衡の上に成立しているから。どちらかが強くなったら、それは一気に瓦解する。
「チーズカレー」。
エアーズロックのようにご飯を盛り、大量のとろけるチーズを張り巡らせ、その上にふんだんのカレーソースをかける。まさに夢の一品。ご飯のボリュームもカレーソースの量も、秋葉原では多く、その割に値段も抑えられている。腹一杯カレーを食べたければ、ボクなら「ゴーゴーカレー」より、「上等カレー」を絶対におすすめする。
そのふんだんに張り巡らされたチーズは、一口すくう毎に、びろーんと伸びていく。そのびろーんは、時には邪魔臭くなったりするのだが、舌の上で時に主役になったりもする。チーズはアクが強いのだ。脇役に甘んじるタイプではない。
だから、「チーズカレー」を見ると、ついつい頼んでしまいたくなるんだ。
なお、トッピングされている卵はサービス。任意でオンすることが可能。
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