YKKといえば、ファスナーを製造する会社として、広く認知されている。けれど、ちょっと信じられないことに、同社には、コーヒー部門という部署があって、ブラジルにコーヒーの農園を持っているらしい。同社のホームページによると、その農園の広さ、実に3,300万坪。広大だ。
そんなことは、露も知らず、同社のビルがアキバの駅の昭和通りに建ちなおされ、その一階に、「カフェ・ボンフィーノ」という喫茶店が出来たときは、テナントを入れたとばっかり思ったものだった。
だが、店に入ってみて、びっくり。実は自家農場との表記を見たときは、道楽でやっているのだろうと思った。
それが、3,300万坪。そして、コーヒー部門。いやはや、しっかりとしたビジネスだったか。
「カフェ・ボンフィーノ」は、コーヒーとベーグルのお店。コーヒーは、ブラジルから、直輸入。焙煎は、協力会社に依頼しているという。
栽培するコーヒーは、アラビカ種のカトゥアイ。交配種だから、比較的リスクのない種類である。
ストレートのコーヒーをいただいた。ベーグルはほとんどが売り切れていて、残っていたのは、画像のベーグル(種類は失念)。
コーヒーはまろやかで、ほとんど主張しない。でも、ボクにとっては、クセのない、このくらい角のないコーヒーがちょうどいい。
このビルの前を、よく通りすぎるのだけど、いつ通っても空いている。椅子もテーブルも、インテリジェントな雰囲気で、とても落ち着いている。ちょっと、休憩にぴったりなカフェだと思う。
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