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居酒屋さすらい 1497 - 船橋『加賀屋』、伝説の『特製酎ハイ』、ここにあり - 「竹うち 本店」(八千代市勝田台)

2019-06-22 20:42:03 | 居酒屋さすらい ◆地方版

「熊猫さん、絶対好きだと思いますよ」。

飲み友、いっぺいさんに言われて、紹介されたのが勝田台にある「竹うち」。船橋の「加賀屋」から独立した店主が経営しているという。自分は詳しくないのだが、船橋の「加賀屋」は伝説らしい。とりわけ、今でも語り草になっているのが、「特製酎ハイ」。独特の黄色いエキスにかなり濃い焼酎が入っているという代物で、ファンがかなりいたらしい。いつしか船橋「加賀屋」は、この「特製酎ハイ」を廃止し、どこにでもあるプレーンの酎ハイとなった。かくして、黄色いエキスの「特製酎ハイ」は伝説となった。

かつては、この「特製酎ハイ」を出す店はあちこちにあったらしい。「加賀屋」から独立した人が、オリジナルのレシピをもとにメニューとしていた。その由緒正しき、「特製酎ハイ」の系譜を受け継ぎ、今もメニューにラインナップしているのが、「竹うち」とのこと。

なかなか、勝田台に行く機会が訪れなかったが、ようやくその日がやってきた。

勝田台。17歳のとき、自分はリブレ京成の果物屋でバイトした。時給460円。朝から晩まで、くたくたになるまで働いても1日たったの5,000円だった。そんな懐かしい町が勝田台である。

日曜日はお昼から営業。13時頃に店に着くと、既に常連とおぼしき、お客さんが数人。カウンターで酒を飲んでいる。自分もカウンターに座り、さてその「特製ハイボール」をいただくことにするか。これがたったの240円。値段も船橋「加賀屋」の系譜をそのまま受け継いでいるのだろう。安い!

そして、出てきた黄色いエキスの「ハイボール」。

これか。たしかに黄色い。「江戸っ子」より、色も濃いし、焼酎も濃い。これはうまいし、だいいちもつ焼きにぴったりな味だ。素晴らしい。

 「もつ煮込み」(300円)。

小鍋に入った煮込み。うまい。

目の前で切り盛りする、小柄な男性が店主さんか。にこにこして、気持ちのいい客あしらいだ。

「特製ハイボール」がなくなって、まごまごしていると、その店主が来て、「『ナカ』ですか?」と聞いてきた。あっ、「ナカ」でいいのか。

2杯目なのに、少し目眩を感じた。この酒、強い。

13時過ぎ、お客さんがかなり入ってきた。大盛況じゃないか。

もつ焼きを何本か焼いてもらった。「つくね」と「かしら」(各100円)。

やっぱり、「特製ハイボール」との相性は抜群だ。

いい店だと思う。勝田台という地味な地に咲く「竹うち」。船橋の「加賀屋」の由緒正しき血統。その店をしっかりカバーしているいっぺいさんも素晴らしい。

いっぺいさんの言うとおり、「竹うち」、大好きでした。

「特製ハイボール」に乾杯!

コメント (11)    この記事についてブログを書く
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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ジャン)
2019-06-23 08:35:52
勝田台、ドエルに泊まりましたなぁ。おか田という店に行きました。
今でも東西線、東葉高速線、京成線の乗り継ぎ駅にしています。駅構内の焼きそばをおやつにしたり。

ホントに黄色いですね。私はハイボール、ホッピー、サワー、酎ハイ系は飲まないので、自分がそういう系統をどれだけ飲めるか全くわかりません。
う〜む、危険です。
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Unknown (ひざげり)
2019-06-23 10:22:57
特ハイをやめて船橋加賀屋は常連が離れたらしいですね。
なぜそんなリスクを冒したのか?
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Unknown (ひざげり)
2019-06-23 10:25:06
>ジャンさん

特製ハイボール、下町ハイボールは酎ハイ派の俺も警戒する危険さです。
ここは氷が入っていますが、焼酎、炭酸を冷やしてあって氷無しのお店もありますので。
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Unknown (熊猫)
2019-06-23 13:46:21
ジャンさん。

勝田台は東葉高速鉄道が走り、ターミナルになったのですが、あまり昔から変わりありません。「おか田」というお店に、日本人「花泉」が置かれているのでしたか?自分は存じませんが、気になりますね。勝田台の居酒屋さんは、いいお店が増えてきたという情報はたまに聞きます。

ひざげりさん。
常連さんが離れていったという話しは本当なんですね。経過がよく分からないのですが、その「特製酎ハイ」は船橋「加賀屋」だけが提供していたんですかね?もし、そうであれば、そこが問題だったのでは。
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Unknown (ジャン)
2019-06-23 15:02:05
そっち系はやめておきます。
花泉は会津家です。ドエルの近く。
勝田台で食べたラーメン、麺や田中を思い出しました、
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Unknown (ジャン(船山史家))
2019-06-23 17:33:05
すみませんまたまた押し付けみたいで。
https://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-10-27-2
勝田台、彷徨ってました。昼ですけど。
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Unknown (熊猫)
2019-06-24 07:11:55
ジャンさん。
おはようございます。

「花泉」は「会津屋」さんでしたか。
なるほど、なるほど。

「おか田」さんは、おかでんとお読みするのですね。
ホテルの「ドエル」、聞いたことないなと思っていたら、北口ですね。
北口、昔は何もないところでした。

「麺や 田中」さんの記事、緊迫してましたね。
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Unknown (ひざげり)
2019-06-24 09:12:14
>熊猫さん

簡単に言えば特ハイが看板メニューだったのに一般的なチューハイにしてしまったと。
普通のチューハイなら隣の一平の方がいいですもんね。
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Unknown (熊猫)
2019-06-24 13:38:22
ひざげりさん。

船橋「加賀屋」の「特製酎ハイ」がなくなったときのことが書かれているブログがありました。
http://eastkeirinaaa.hateblo.jp/entry/2017/08/15/002257
ファンの嘆き節が聞こえてきます。
看板メニューをやめるのには、様々な出来事があったのかもしれません。

「竹うち」が、「特ハイ」の最後の継承者かも。
値段240円も多分、「加賀屋」時代と変えてないのでは。今度、行ったときに聞いてみます。
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Unknown (ひざげり)
2019-06-24 22:20:13
お家騒動の匂いがしますね。

ちなみに俺は船橋加賀屋の特ハイは辛めなのでそんなに好きでは無かったです。
江戸川区の中村屋のが一番好みかな?
ただ氷無しなんで後のダメージのイメージが強く、今はそんなに飲みたいとは思いませんw。

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Unknown (熊猫)
2019-06-25 06:30:08
お家騒動、そう思いますね。
そうでなければ、みすみすと看板メニューを外す訳がありません。

自分は船橋「加賀屋」の「特製酎ハイ」は飲んだことがありません。「竹うち」の「酎ハイ」が「加賀屋」の味を忠実に再現されていたら、かなり好みの「酎ハイ」です。
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