どういう訳かアメ横は人通りが少なかった。
緊急事態宣言下においてもそこそこ酔客がいたのに。明らかにこの日は閑散としていた。
オミクロン株が意外に致死率が高いことが報道されたからか。
Sび広報社のY編集長と合流し、まずは「おとんば」へ。アメ横は閑散としていたが、「おとんば」は満員御礼。
「とりあえず、外で飲んでもらって、席が空いたら中にお通しします」
という店員さんの助言を断って、よその店に行くことにした。だが、いいアイデアがない。歩いていたら、「ほていちゃん」4号店の看板が視界に入った。
あ、ここでいいか。と階段をのぼる。
これで上野の1から4号店までコンプリート。
しかし、「ほていちゃん」の勢いはすごい。あっと言う間に「たきおか」の3店を抜き去った。厳密にいうと、3号店は上野駅の裏側だから、この界隈では「たきおか」とタイになるが、御徒町駅側のアメ横にも店舗を開店したから、これでアメ横は4店舗となり、アメ横酒場界の一大勢力になった。資本力もさることながら、人的な手当ができているのがすごい。
ちなみに2号店と4号店は立ち飲みなし。全て座飲みの店舗である。
「おとんば」は満席だが、「ほて4」は半分くらいの入り。一番奥のテーブルに通してもらい、まずは「ホッピー白」をいただく。
Y編集長は「生ビール」。
つまみは「パクチーチャーシュー」を自分がオーダーすると、Y編集長は「厚切りハムカツ」を頼んだ。
この後、実はPトリオスのH口さんが合流予定で、しばしシークレットの話しをする。このシークレットの話し、「H口さんが来たら、どうする?」ということを一応確認すると、Y編集長は、「とりあえず内緒で」となった。
ところが、その30分後に、H口さんが到着するやいなや、真っ先にY編集長がその話題を振った。
おいおい、喋りたかったんかい!と心の中でツッコミ。
いや、いいんだよ。自分のことだから。でも、そういうの軽々しく喋ったら、後で面倒なことになるよと言いたかった。まぁ、いいんだけど。
一応、ビジネスの席だから、料理や飲み物の画像はほとんど撮らず、でもY編集長がオーダーしたラムネ杯は面白かったから画像を残した。だって、そのラムネ杯、小袋に入った何かを入れるみたいでお菓子かった、もとい可笑しかったから。
この日はY編集長が遠慮なくガシガシとオーダーする。お、これってY編集長が支払うのかと一瞬思った。
ビジネスの席はこういうのが難しい。明らかに招待されている身ならば、「今日はお招きありがとうございます」となって、オーダーするのも遠慮がちになるが、年齢も近く、支払いの主導権が微妙な時は困る。オーダーを遠慮すると、ごちになるという姿勢がバレバレになるし、ガンガン頼んだら、「え?」ということにもなる。自分が支払うつもりの覚悟を持っていれば、ガンガン姿勢で全然いいのだが、果たして。
2時間の宴が終わり、「さて帰ろうかね」となった時、Y編集長の行動をつぶさに観察したが、伝票に手を持っていく気配はなかった。いや、もちろん自分が支払うつもりでいたのだが、今回はどういう覚悟を持ってきたのかなと観察していたが。「今日は割り勘にしましょう」という提案もなかった。
「ほていちゃん」で1万円以上の会計って、結構な豪遊だと思う。
「今夜はYちゃんの前祝かな」と言って支払ったら、そのYちゃん、「正式に決まったら、またお願いします」って。
またごちになるんかい!と、心の中でツッコミを入れた。
通りかかりちらっと見ましたが何となく落ち着けそうもない感じがしたので味の笛に行きました。
あそこなら間違いないので。
さすが、情報が早いですね。
御徒町にいつの間にか出来ているんですよね。
「ほていちゃん」が。
実はこの時点では自分もそのオープンは知りませんでした。
今回のエピソードは、「肉の大山」の隣らへんにある店舗です。
「味の笛」ですか。
もうしばらく行けてないです。自分が行くと、何かの特設会場になっていたり。営っていないことが多くて。