居酒屋さすらい 1309 - 本店のスピリットを受け継ぐグルーヴ感 - 「晩杯屋 ゼームス坂上店」（品川区東大井）

旗の台で用事を済ませ、駅周辺を散策してみた。2年前にはなかった立ち飲み屋が、もしかするとオープンしているのでは、という可能性を確かめたかったからである。じっくりとくまなく駅の周囲を探してみたが、立ち飲み屋はなかった。旗の台は、居酒屋もそれほど多くなく、はて今後どうするかという不安に駈られた。多分今後、週に2回は、旗の台に来ることになるだろう。どこで、ごはんを食べて帰宅するか。

考えられるとしたら、旗の台か、乗り換えの駅。若しくは、定期券の範囲内。でも、乗り換え以外で、途中下車するのはかったるい。そうすると、答えは旗の台か乗り換え駅ということになる。乗り換えの駅は、大井町。居酒屋には困らない。大井町といえば、数ヶ月前に、怪鳥とMっちゃんGと晩杯屋に行ったっけ。あの時は2Fのテーブル席に座った。今宵は1Fの立ち飲みでリベンジするのも悪くない。

 

店には19:40頃に着いた。

扉を開けると、立ち飲みスペース店は満員だった。店員に一人だと告げると、店の奥にスペースを作ってくれた。店は、左手に階段があるため、左奥は外側に張り出していて、入口からは見えにくい。そこにボクのポジションを作ってくれたみたいだ。

それにつけても、見事な混雑ぶりである。店舗はそれほど広くもなく、本店を彷彿させる盛況ぶりだ。

この「ゼームス坂上店」は、「晩杯屋」の4店目である。また、この店の近所にある「大井町店」は、多店舗展開の礎を築く、要所の店舗。「晩杯屋」のスピリットが濃厚に受け継がれている。

 

まずは、「ホッピー 白」と「煮込み 玉子」を口頭にて注文。2階は伝票に書いてオーダーするが、1階の立ち飲みは、口頭による注文である。

赤羽の「いこい」の系譜を受け継ぐ、白味噌の「煮込み」。やや淡白だが、これがうまい。「煮込み」を半分食べたタイミングで、「チーズカリカリ」（150円）をオーダー。これが、「晩杯屋」における熊猫ズセレクション（「孤独のグルメ」風に）。

ボクは「晩杯屋」では、刺身を頼まない。やっぱり、「ホッピー」に刺身は合わないと思う。

 

「晩杯屋」は、7店舗に足を運んだが、やはり初期に出来た店ほど熱い。「トリドール」の傘下に入った「晩杯屋」の課題は、その熱気を、いかに末端の店舗にも伝えていくかである。

 

■「 晩杯屋」の過去記事

居酒屋さすらい 0488 - 『いこい』のDNAを受け継ぐ店 - 「立ち飲み 晩杯屋」（品川区小山）

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