H常がこよなく愛する、吉川の居酒屋を再訪問した。
「やっちゃば」。
雰囲気も酒肴もよく、よくぞ埼玉の片田舎に、こんないい店があったのかとしみじみと感じる。前回の記事でも書いたが、「やっちゃば」なのに、魚貝ものも豊富な点が素晴らしい。しかも、いけすがあって、居酒屋として格を上げている。
今回はA藤君とH常の3人で「やっちゃば」を訪問した。
「やっちゃば」で困るのは、飲み物のチョイス。魚介をつまむなら、無条件で酒を選ぶところだが、ボク以外に日本酒を飲む者がいない。しかも、日本酒を飲んだら、多分速攻でへべれけだ。そうすると、オーダーは限られたものになってくる。
ファーストドリンクは「生ビール」。次は麦焼酎に移るのだが、ボク以外に飲む人がなく、ボトルでは頼めない。いや、今考えれば、ボトルキープという選択肢もあった。だって、この後、何度も「やっちゃば」を訪れることになったのだから。けれど、そんなことも分からなかったから、チビチビと一杯ずつ頼み、結果的に高くついた。
店員がオーダーを取りにきた際、「今日のおすすめ」を案内した。
「水だこ刺し」。
あまり聞かない名前のタコだが、珍しいのだろうか。おもしろそうなので頼んでみると、出てきた皿には、純白のタコ。赤紫の表面を持つタコとは違う。早速、取って食べてみると、味はかなり淡白である。
けれど、素材は文字通りみずみずしく、かなりおいしい。ついつい、酒も進む、進む。
さすが、「やっちゃば」。野菜市場なのに、魚よし！
他の居酒屋メニューもいいが、「やっちゃば」の真骨頂は、魚の刺身。雰囲気もよく、独特のリズムが客を酔わせる。
「食べログ」の点数が何故こんなに低いのだろう。埼玉の素晴らしき酒場のひとつである。
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いつもメールなので、久しぶりに当欄にて。
北海道でタコのお刺身といえば、ミズダコがほとんどなんですよ。
当然、熊猫殿も魚一心で私と一緒に食べてますが、普通は皮を全部剥かずに吸盤のところを残して供されるので、真っ白ということはありませんなあ。
件のミズダコ、かなり大物だったのかも。
そちらで食べるマダコのプリプリ感も堪りませんが、道産子の私にゃやっぱりミズダコです。
また食べに来てくださいね！
いつもありがとうございます。
わたしの薄っぺらな知識は、みーさんの前でいともたやすく暴かれてしまいます。
この「やっちゃば」では、よく「水だこ」を薦められます。関東の酒場では、他に見かけたことはありません。身の白さにまずは衝撃を受けました。
しかし、うまいもんです。
今年は北の大地に行けそうです。
小樽でお会いしましょう。