日曜日は朝から一人きりになった。娘は部活、かみさんと息子は2人で出かけた。みんな、夕方まで帰ってこない。
さて、とにかく飲みにでも行こうか。
まず、「まるます家」にでも行こうと思った。数日前に林家正蔵師匠が「まるます家」に行く番組を見たから。久々に「ジャン酎」飲みたい。
けれど、家を出る前に、それではもったいないと思いはじめた。「まるます家」だったら、いつでも行けるじゃないか。普段あまり行けないところに行かないと。
さて、ではどこへ。
「みたか」が頭に浮かんだ。それなら、その後、「秋元屋」に行こうじゃないか。しかし、痛恨だったのは、今夜の自分が飯当番だった。16時に開店する「秋元屋」に行ったら、ご飯は作れない。絶望的だ。しかし、「秋元屋」は諦めたくない。それならば、「秋元屋」の流れを汲む店に!
ひざげりさんのブログから、「秋元屋系」の記事を検索。昼から飲める店を探すと、「ひなた」が見つかった。日曜日は12時開店。駅は東武東上線上板橋駅。条件は悪くない。
店にたどり着いたのは、12時40分。どうせ空いているだろうとたかをくくっていたが、扉を開けるとそこは満席だった。
なんと!だが、マスターはこう言った。
「壁際でよろしければ」。
壁際の折り畳みのテーブルが開かれ、ボクはそこに招かれた。この細長いテーブルは、きっと立ち飲み用だろう。だが、無理くり椅子があてがわれ、ボクはそこに腰かけた。
まずは、「酎ハイ」(450円)と「煮玉子」と「煮込み」。炭酸は「Drink Nippon」の瓶。これは「秋元屋」の流れ。よし!一気にボルテージが上がる。だが、「煮込み」がやや残念だった。盛りはよかったのだが、つゆは濃厚な「秋元屋」のものではなかったからだ。
焼き物は「タン」と「ハラミ」(各100円)を2本ずつ。
しかし、不思議なのはカウンターに座る人たち。14席くらいあるカウンターは常連らで塞がっている。不思議なのは、需要と供給がぴったり合っていること。まるで、その人たちのために用意されているようだ。
さて、肝心のもつ焼き。ネタもいいし、焼き方もグッド。塩かタレかと聞かれなかったから、そのまま遣り過ごしていたのは、「秋元屋」のように、トッピングでアクセントをつけてくれるのだろうと期待があったから。けれど2本ずつのタンとハラミ、その後おかわりした「ハラミ」は、いずれも塩のみだった。
だんだん調子が出て来て、最終的には、「梅割り」に。多分、2杯飲んだ。多分というのは、既に記憶が曖昧だったから。ちなみに梅のシロップは自分で注ぐ。
満足ではあった。けれど、完全な「秋元屋」ではなかったのも確か。当たり前だけど。そこに「秋元屋」を求めてはいけないのかも。この店のマスターが、また新たな歴史を紡いでいくのだろう。
一覧、営業時間も追加しましょうかね。
うーーーむ。
営業時間は、「食べログ」公式の情報だけでいいのでは。