年に4回ある、倉庫仕事の帰り、武蔵野線の下り電車に乗って、寄り道。向かう先は秋津の「野島」。前回、お邪魔した際、女性従業員の総入れ替えがされており、あの元気な彼女が不在で、ただただ残念だった。今回、その子が復帰してないかと、秘かに期待したが、やはり不在。どうしたものか。国に帰ってしまったのだろうか。
「野島」は他店とは違う従業員の配置を行う。ママを筆頭に3〜4人の女の子を使う。焼き場の男性を入れると僅か15mのカウンターに6人のスタッフがいるのだ。立ち飲みで、こんな大所帯はあまりない。初めて入ったら、ガールズバーと間違えるかもね。ただ、どうしてこんなに人を置くのかが、分からない。3人いれば十分だと思うのだが。
さて、今夜は「ホッピー」白に、いつもの「もやしナムル」からスタート。
そして、焼き物は「ねぎま」、「地鶏」×2、「つくね」。全てタレでオーダー。
お客さんはまぁまぁそこそこの入り。
いつもの「もやしナムル」はいつも通り、水っぽくて、いつもの焼き物はいつも通りでかくてうまい。
平和だなと思う。
何も変わらないのだけど、従業員は変わった。あの子らはいずこへ。
西武線とJRの駅を行き来する無数の人。その人の名前すら、自分は知らないけれど。
変わらないものを味わいながら、変わりゆく人たちを懐かしむ。
上大岡、私にとってのレギュラー陣が4人辞めてから満足度が低下しました。
新たに入ったバイト君はNHKのチコちゃんに怒られそうなキャラだし。
「フロアに出て戻る際に、お客の空いた皿、器を片付けて戻りなさい。そうすりゃ1回の動きで2つ仕事ができるでしょ」
「熱燗って?」オイオイ、
おススメメニューから刺身が殆どなくなり、定番メニューで隙間を埋める始末。
それでも行く私です。育てなきゃ。ああ、うるせぇ客だと思ってるだろうなぁ。
やっぱり、居酒屋は人なんですね。料理と酒の旨さは当たり前。そこに加味されるのが人なのだと。
顧客満足度(CS)という言葉がありますが、それを実践する前に従業員満足度(ES)の方が重要なんだと思います。
4人も辞めてしまった上大岡のお店、ESはどうだったのかなとちょっと疑いの目で見てしまいます。
熱燗知らないのはかなり厳しいですね。
昔、「樽生」を知らない女性店員がいて、驚きましたが。
お店もお客で育てられるし、その逆も然り。
熱燗知らない子は手強そうですが、ジャンさんの育成に期待しています。