以前も書いたけど、秋葉原北端が今、文字通り最もホットなカレースポットだと思っている。
「ベンガル」に、「ジャンカレー」、そして「カリガリ」に、「BROWNIE」。名店がひしめきあう。ちなみに「BROWNIE」は4月11日現在も休業中。貼り紙には「もう少しかかる」と書いてあった。
個人的には、「ベンガル」と「BROWNIE」が好み。「ジャンカレー」は万人受けのカレーでそれなりだ。評価が難しいのが、「カリガリ」。2回ほどお邪魔したけれど、どうにもしっくりこなかった。それならば、自分は台東の「カリカリ」の方が断然好みである。しかしながら、神田、アキバの住民は、この「カリガリ」のカレーが好きらしい。神田カレーグランプリで、「カリガリ」は2019年に優勝を果たした。昨年はコロナの影響で、決定戦は中止になったから、「カリガリ」は目下のところのディフェンディングチャンピオンである。その「カリガリ」、最近はレトルトカレーになり、人気も全国区になったかと思ったら、今度は「吉野家」とのコラボ。今や波に乗っているカレー専門店になった。
その「吉野家」とのコラボは一部の店舗のみの限定メニューとして、4月8日から実施された。「カリガリ」はしっくり来ないが、「吉野家」とのコラボなら、また新しい魅力の一面を垣間見られるかなと出かけてみた。ちなみに、このカレー、吉牛全店での扱いはなく、神田界隈13店舗のみの限定販売。したがって、自分がいつも行く、アキバヨドバシの傍の店舗ではなく、電気街口、中央通りの店舗に出向いた。
「カリガリ牛肉だくカレー」をオーダー。値段は657円(税込)。吉牛としては高価なメニューだ。
その「カリガリ牛肉だくカレー」はカレーの海に、肉の台地が広がる、壮観な一品だった。
カレーソースはシャバシャバまでとはいかないが、やや緩め。ただ、唐辛子系の辛さがあるカレーソースに牛丼の肉はミスマッチ。しかも牛肉も大きめにスライスされているから、スプーンだけだと食べにくい。
これが「カリガリ」だっけ?確か、「カリガリ」はトマトを使ったインドスタイルのカレーだったはず。今いただくカレーはトマト要素が感じられず、ジャパニーズカレーっぽい。それともあえて吉牛にマッチするカレーソースを新たに作ったか。
そう反問しながら、このカレーをいただいた。トータルでは期待外れ。ただ、アキバカレー界を盛り上げる試みならば、「カリガリ」と吉牛のチャレンジには拍手を送りたい。
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