雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

去年はいっぱい撮れたのに。今年の夏は沈黙・・

2013年08月25日 | 天体写真よろず話
一体どうなってるんでしょう、今年の夏は。
撮れたのは7月は一晩だけ、8月は無理やりモヤっぽい空で2晩だけ。
昨年8月の撮影ノートを見たら、月を含め6晩も撮影できていました。
せっかくブログを訪問していただいても、お見せするものが無いつらい状況です。
そこで苦し紛れで、去年8月に撮影したものを画像処理し直して掲載いたします。
(ブログを始める前に撮ったもの。という言いわけで・・)
去年は8月19日・20日・21日と三夜連続で撮影できました。

ケフェウス座とはくちょう座の境界付近にある、
散開星団NGC6939渦巻銀河NGC6946です。
近いもの散開星団4000光年)と遠いもの渦巻銀河2200万光年)が、一緒に写っています。

撮影DATA: 2012/08/20 23:50’~ VixenR200SSコマコレクタ3 Canonエクステンダー1.4X (合成f=1120mm F5.6)
露出 10分×8枚加算平均コンポジット ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温25℃ 冷却-1℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

ほぼ毎年撮っているのですが、その理由は渦巻銀河NGC6946が私のお気に入りだから。
見かけは小さいのですが、太い腕と紫がかったその色合いにひかれます。
今度撮るときは、もっと露光たっぷりで更に拡大してみたいと考えています。

同じ夜に撮ったペガスス座の渦巻銀河NGC7331と、銀河群ステファンの五つ子です。
見た目通り、ステファンの五つ子はNGC7331の約5倍遠い距離にあります。

撮影DATA: 2012/08/21am 01:37’~ VixenR200SSコマコレクタ3 Canonエクステンダー1.4X (合成f=1120mm F5.6)
露出 10分×12枚加算平均コンポジット  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温24℃ 冷却-1.5℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

NGC7331です。渦巻銀河を斜め下から見ているのでしょうか?
距離は約5000万光年

通称ステファンの五つ子。接近しているため互いの銀河が影響を与え合っています。
わたしがこの銀河群を知ったのは、ハッブル画像だったでしょうか?
その時は自分でも写せるとは思ってもいませんでした。(デジタルカメラの進歩のおかげです。)
実はこの銀河群は3億光年とごく遠いのですが、やや青く大き目に見えているNGC7320は
偶然同じ方向に見えているだけで、距離2000万光年とずっと手前にあるそうです。
NGC7320があまりにも自然に群に溶け込んでいるため、
この銀河の赤方偏移(遠ざかる速度がわかる)の値から
赤方偏移は宇宙膨張の根拠にならない、と論争になったそうです。

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昨日は新潟県内で大雨警報が出ており、
開催中の『胎内星まつり』が気になっていました。
出不精のわたしはまだ参加したことが無いのですが、
全国からわざわざ新潟まで来ていただいたのに
ずっと雨では申し訳ありません。
今朝のローカルニュースでは、昨夜は雲の切れ間から星も見えたようでホッとしました。
ニュースでは参加者”2万人”と言ってたのですが、わたしの聞き間違い?

雲上くもがみ
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コメント (2)
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