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雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

上弦の月 動画全面モザイク進行中

2015年05月28日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
冬の日本海側を真逆にしたような晴天が連日続いております。
当然 撮影画像のストックもできたのですが
今回は26日に撮影し、現在進行中の「上弦の月 動画全面モザイク」の途中経過の報告です。

動画処理が済んだ1枚画像です。
( 画像クリックで拡大表示 )

DATAVC200L+canon1.4x(合成f=2,520mm)1/20秒 ISO400
Cooed60D(冷却オフ)EOS C.M.R x5クロップ 約1分間の動画をRegiStax6で処理

処理の済んだ8枚をマイクロソフトのICEでつないでみました。
( 画像クリックで拡大表示 )
ブログ掲載にあたり、画像サイズを縮小しています。
(注1).今回は画素数を稼ぐためFIL改造したCooed60Dを使用したため、カラーバランスがくずれています。
(注2).RejiStax6で処理する前に75%に画像縮小しています。・・PCのメモリ不足と処理時間から

いつもは月の撮影というと、極軸合わせやカメラの向きも適当だったのですが、
今回は少し真面目に取り組んでみました。
事前に作成した撮影プランです。

ところが撮影開始してすぐ気が付いたのですが、
連日の撮影疲れからか1日遅れの27日の月で作成していました。
それでも極軸もカメラの向きもきちっと合わせた結果、赤緯(南北)方向の構図のずれが無くなったので、
EOS CMRのクロップ枠だけでモザイク枠を決めることができました。
当初は欠け際だけを動画で撮って、全体は静止画像でと考えていたのですが
勢い余って、全面の動画撮影をする事に。

撮影済みの動画ファイルのアイコン画像から今回の撮影エリアをプロットしたものです。
背景画像はそのまま通常撮影した静止画の1枚画像です。(2枚をモザイク結合)
赤い点線枠が今回つないでみた8枚の範囲です。

経験から、月のモザイク撮影で最大の課題は欠損部分を出さない事。
特に今回の様に全面となると、上のマッピングを見ても一部発生しているおそれがあります。
これは今回得た貴重な教訓なのですが、
極軸設定とカメラの向きを正確に合わせた事により南北方向のずれの心配がなくなりました。
ところが日周運動の東西方向は、これまでの銀河の撮影で周知のごとく大きくブレてしまいます。
ましてオートガイドを使わない月の撮影では撮影中に構図が変化してしまいます。
このため、撮影する順序は
まず 横(東西)方向にずらしながら撮影し、
次に 縦(南北)方に移動して繰り返す。

今回欠損が生じたとしたらその原因は、
当初欠け際だけの予定だったため、まず縦(南北)方にずらしながら撮影した事にあります。

モザイク結合に欠損が生じたかどうか?は、まもなく判明します。
欠損個所があってもちょっと見ではわからないように処理する予定ですが、
あまり欠損が大きいと・・

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昨夜(27日)も月が出ていたので、さっそく教訓を生かして・・
と思ったのですが、近所のご親戚を招いて我が家で開いた
「芍薬(シャクヤク)を愛でる会(仮称)」で、
持ってきていただいた美味しいお酒を飲み過ぎて・・
今年も華麗に咲いてくれた芍薬(シャクヤク)

500本を超えるこれまでの全記事リストは、 こちら から。
雲上くもがみ
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コメント (6)
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