雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

はじめまして の銀河たち(1)[NGC4631・4656]

2015年05月15日 | 天体写真(系外銀河)
昨年購入した長焦点のVC200L鏡筒の出番であるはずの春の系外銀河シーズンも
はや5月半ばを迎え、梅雨入り前にあと何夜撮影できるのでしょうか。
これまでのようにまずはメジャーな対象からとなると、
毎年同じものを繰り返し撮っただけで終わってしまいそう。
そこで、台風一過で貴重な晴れとなった昨夜はこれまでに撮ったことのない対象を狙ってみました。

系外銀河 NGC4631とNGC4656 (りょうけん座)
( 画像クリックで元画像の35%まで拡大 )   ほぼノートリミング画像
( 上が北の方向 )
撮影DATA: 2015/ 5/ 13 21:06’~ VixenVC200L+レデューサ(合成f=1,278mm F6.4) 露出15分×12 枚
  ISO 1600 Cooled 60D (気温22~20℃ 冷却 -2~-4℃)  ガイド鏡GS-60S タカハシEM-200USD PHD2 ステライメージ7 FlatAide

各銀河のトリミング画像(元画像の50%拡大)です。

NGC4631 (クジラ銀河の別名も)
ちょっと見た目はM82 を細くしたような姿ですが、やはり中心部でスターバーストが発生しているようです。
お伴の小さな楕円銀河はNGC4627

NGC4656
この銀河の先端が異様に曲がっていますが、先端部はNGC4657と名付けられ、その昔衝突してきた銀河のなごりのようです。

台風一過で晴れたのは良かったのですが、ケーブルドラムが倒れほどの強い風が撮影中ずっと吹いていました。
当然ガイドは悲惨なもので、星がブレまくってピンボケ状態に。
普段はおだやかなDec(赤線)のグラフまで暴れまくっております。
上が強い風が吹いている時、下が風が弱まった時のPHD2のグラフです。

撮影中のおりおんショットです。
今回は固定撮影では無く、ToastProで1分間(4枚コンポジット)のノータッチガイドです TAMRON Zoom f17mmF3.5
ソフトフィルタを付けて撮った画像と差し替えました。05/15 22:10

今回の撮影の為、急遽作成した導入(兼 構図決め)用Mapです。
これが無いと目盛り環導入はまず不可能です。

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数年前に親戚からいただいた石楠花(しゃくなげ)が
見事な花を咲かせています。
一番のお気に入りの芍薬(しゃくやく)のつぼみも膨らんできました。

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雲上くもがみ
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コメント (10)
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