雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

わたしはこれで光軸調整を極めた(・・と思う)[R200SS編]

2016年04月12日 | 機材
記事のつながりでいけば、「ピンチヒッターR200SS 力みすぎてコケる(その2」 になるのですが、
8日夜に撮影した画像の分析から、正しい光軸調整の姿が見えてきたような気がします。
筒がへこんだVC200Lに代わり、ピンチヒッターR200SSで撮った3タイトルの内の一枚です。

NGC 2903  (しし座)
( 画像クリックで元画像の25%まで拡大表示 )
撮影DATA: 2016/ 4/ 8 22:22’~ Vixen R200SS+コマコレクタPH(合成f=760mm F3.8) 露出 10分×8枚 LPS-P2FIL
 ISO 1600 Cooled 60D (冷却-7.5~-8.3℃)  タカハシ EM-200 Temma2M ガイド鏡GS-60S PHD2Guiding ステライメージ7
画像処理により目立たなくなっていますが、処理前の一枚画像を見てみると・・
これでもR200SSを久々に登板させるにあたって
光軸調整をやりなおしているのですが・・
どこがいけなかったのでしょう?
撮影前に行った光軸調整の結果を再度検証してみます。
これは最後の手順「主鏡の傾き調整」をレーザーコリメーターを使って行った後のものです。
具体的に見ていくと・・
①.調整不可能な接眼筒中心に主鏡の中心は合っている
②.斜鏡支持金具は接眼筒中心とずれているが、これはオフセットのため
③.主鏡に写り込んだカメラレンズの中心がずれている

③は主鏡の傾きが図の左右方向にブレている事を表します。
レーザーコリメーターを使っているのに、なんでこんな事になるのでしょう?
レーザーコリメーターで調整中の様子(画像は本来は縦向きです)
以前に主鏡を外してセンターマーク(事務用のドーナツ型のパッチ)を貼りつける際に、
位置の目印に鏡の中心にマジックでしるしを付けてしまいました。
このため、主鏡にあたっているレーザー光は確認できるのですが、
跳ね返って戻る光がボケてしまっています。
他にも、レーザー光のわずかな傾きが誤差につながっています。

現在のわたしの光軸調整用のツールです。
左は光軸調整の定番ツール「センタリングアイピース」ですが、わたしには役立たずです。
そもそもアイピースの先端の十字線と、ずっと先にある目標を同時に捉えて合わせるなんて無理です!
目のピントだけでなく、目の位置が少し変わっただけでもうわからなくなります。

そこで こんなあてにならない気休めのツールはやめて、
2インチアダプターにすっぽり収まるLUMIX(画像中央)での検証画像を中心に再度調整を行いました。
まだわずかずれがあるかもしれませんが、カメラ装着時のガタもありこれで実際の撮影で検証してみます。
画像の中心(対角線の交点)が、カメラレンズの光軸と合わない事がわかりました 

LUMIXを活用した光軸調整方法については、実際の撮影で検証できた後に掲載予定です。
(ちなみにわたしの使っているのは LUMIX DMC-LX1 という機種になります)

忘れるところでした、恒例になったおりおんショット(撮影中風景)です。
透明度も悪く、湿度100%近い夜でした


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実はVC200Lの光軸調整も完了しております。
無事復活できたようです。(パチパチパチ)

今夜は親戚一同で高田の夜桜観望です。
2日前に末娘が高田公園に花見に行った時の様子を送ってくれました
今夜は「花より団子」かな

雲上くもがみ
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コメント (6)
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