雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

3回連続の皆既月食撮影ならず(前回・前々回のターコイズフリンジの検証)

2018年02月04日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
時期が悪すぎました。
前回(2015/04/04)の皆既月食は全国的に天候に恵まれない中で運良く撮影できたのですが
今回はあきらめていました。
冬の越後で撮れるとすれば、東京に雪を引き受けてもらうしかありません。

そんな訳で前回・前々回(2014/10/08)の皆既月食のブログ掲載の際には無関心だった
ターコイズ・フリンジなる現象にポイントを当てて 画像処理をやり直してみました。

■ 前回の皆既月食 2015年4月4日
撮影データおよび関連記事は以下を参照願います。
2015/04/05 「見れなかった皆様へ、皆既月食速報」
2015/04/06 「地球の影も動いていた。(4月4日の皆既月食)」
2015/04/08 「訂正してお詫びのしるしに、地球の影再描画」

最近 皆既月食のたびに聞かれるようになった ターコイズ・フリンジ とは何か
なのですが、
皆既月食で月が地球の影に完全に隠れる前後に、月の縁が淡い青緑色に輝いて見える現象。
「ブルーベルト」「ブルーバンド」などとも呼ばれる。太陽光が成層圏のオゾン層を通過する時に赤色が吸収され、
残った青色が本影(太陽光がほぼさえぎられた地球の影)の縁に沿って映ることによって出現する。
2008年にNASA(アメリカ航空宇宙局)のサイトで紹介され、その後、日本でも注目されるようになった。
コトバンク_知恵蔵mini より

実際にはかなり淡いものらしく、そのため皆既月食の前後が確認しやすそうです。
前回の皆既月食を例にターコイズフリンジのイメージ図を書いてみました。
( ステラナビゲータ 10 を使って作成しています )
(注)青いベルトがターコイズフリンジなのですが、その幅がどのくらいになるかは知りません

残っていた皆既前後の画像を重ね合わせてみました。
( 画像クリックで彩度200%のカラフル画像で表示 )
確かに青っぽいベルトが見えるような気がしますが、露光時間や画像処理によっても
色味が大きく変わってきそうで要注意だと思いました。
( 皆既中の月の色ですら洗脳され気味のわたしにはなおさら・・)

ついでに前々回の皆既月食の画像についてもやってみました。
■ 前々回の皆既月食 2014年10月8日
撮影データおよび関連記事は以下を参照願います。
2014/10/09 「月食と孫の里帰りが重なったぁ!」
2014/10/12 「三兎を追うものは・・(皆既月食撮影成果)」

同じように皆既前後の画像を重ねてみました。
( 画像クリックで彩度200%のカラフル画像で表示 )
こちらは撮影元画像が残っていたので、できるだけ色味を変えずに処理しなおしています。
こちらもかなりファジーで、処理次第で青いベルトを浮き出させることはできそうです。

というわけで・・
どこまでがターコイズフリンジかがあいまいな気がします。
それ以前に
まずは本当の皆既中の色を忠実に再現することの方が重要だと思いました。

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先日ばぁばは孫のいっちー君を送っていったのですが、
戻ってきたら今度は孫娘あみちゃんママがダウンで
再び千葉にとんぼ返り。
この年末始はふたり合わせて新幹線5往復もしました。
いっちー君がいる間に5頭目の恐竜(トリケラトプス)が完成

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