雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

初撮影 ミラク(βAnd) の幽霊 NGC404 (リベンジ! Cooled60D)

2021年12月05日 | 天体写真(系外銀河)
先月29日夜の2タイトル目はアンドロメダ座の2等星 β And(ミラク)
輝きに埋もれそうなほど近くにある 系外銀河NGC404で す。
この銀河は18世紀には発見されていたのですが、
明るい星の光で観察や写真に撮る事が難しいことから、ミラクの幽霊(ゴースト)というニックネームがあります。
わたしもミラクゴーストという名前は前から知っていたのですが 撮るのは初めてです。

ミラクゴースト NGC 404 (アンドロメダ座)  
NGC 404: 距離 1000万光年 視等級 11.2 等級  視直径 3.5’×3.5’ レンズ状銀河 
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
明るい2等星の右上に見えているのがミラクゴーストです ( 横構図で撮っているので上が北の方角になります )

撮影DATA : 2021/ 11/ 29 20:19’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成fl=1,386mm)
露出 分 × 15枚  ISO 3200 LPS-D1 Cooled 60D (冷却オフ CCD +7 ℃前後)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・ガイド・ディザリング撮影ステライメージ9(画像処理)

撮影前は明るいミラクの光条に隠されるかもと思ったのですが、5分露光では大丈夫でした。
まだ空が明るかったこともあり20分露光はやめて 5分露光の枚数を増やしました。

ミラク周辺のトリミング画像になります。
ミラクの左下に写っている赤いにじみのある光点は撮影の際に発生したミラクの”ゴースト”です。
2つのゴーストが面白かったので残したのですが、
無理やり消したゴーストもあります。
六文銭(九文?)のようなゴーストは見苦しかったので手作業で消しました。

この夜は大気のゆれは少なめだったようでガイドグラフのぶれは前回の1/4くらいでした。
ステラショット2のオートガイドで、中ほどの2本の線はガイド補正のしきい値で±0.25ピクセルに設定、
撮影鏡筒ではx5相当の1.25ピクセルとなります。

撮影時の透明度の記録にもなる ”只今撮影中ショット” です。 ↓
21時05分~ TamronZoom(f17mmF2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター kissDX(フィルタ改造) 三脚固定撮影
時間が早くまだ空が明るかったせいか、アンドロメダ銀河の写りもパッとしません。

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夜間の気温も低くなってきたのでもう自然冷却でいいかも。
冷却による結露トラブル対策の『乾囲送兵衛』のセットも面倒だし、
乾燥空気送入用のチューブをぶら下げての撮影は
精神衛生上もオートガイドにもいいはずはないし。

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