雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

続・「EM-200には無理だ!」と言ったのに、やって来たC11鏡筒

2024年09月02日 | 機材
前回記事にも書いたように
当面の課題は「上越清里 星のふるさと館」で4月から展示中の私の写真展を「秋・冬 編に」全面差し替えする事なのですが、
それに先立って1日に「ふるさと館」に出向いて展示パネル(写真)の回収をしてきました。
当日は非番であるにもかかわらず、館のスタッフのAKIさんも朝から来ていただいて手伝っていただきました。

その際に、同じJ-APA「上越天体写真友の会」のメンバーであるKOTANIさんから預かったという
ダブテールバーを受け取りました。
(AKIさんからは先日使っていなかったセレストンC11鏡筒を預けられたのですが、
ビンテージものの古い鏡筒でわたしのEM-200赤道儀に搭載する方法がわからない旨伝えてありました)

現在入手可能な鏡筒側に取り付けるダブテールバーを調べたのですが、ネジ穴の位置が合わないような気がして・・・

そこで、AKIさんとしてはC11をなんとか使ってほしくて、
たまたま同じJ-APAメンバーのKOTANIさんに話したところ、使っていないC11用ダブテールバーを持っておられて
提供しても良いという事で、わたしのところにやってきました。( 新品を買って試す度胸はありませんでした )

持って帰った写真パネルの入れ替え作業は1日の内にほぼ終わり、展示写真の入れ替えは4日午後と余裕ができたので
さっそくやって来たダブテールバーの検証作業を行いました。
ダブテールバーを取り付ける鏡筒下面のネジ配置の状態です ↓
やって来たのは事前の検索で見つけたものと同じもののようですが、もっとも強度が保てるネジ4本での取り付け部分が
どうなっているか、補正板の内側のためよく見えません。
そこで すでに夜の時間帯だったのですが、思い切って補正板を取り外してみました。
8本のネジ(ネジ頭は6角レンチ)を外すと、透明の補正板と固定リング(緩衝材のコルクが貼り付け)が外れ、小さな紙片もパラパラと・・・
紙片の用途は現時点では不明ですが、鏡筒内部が良く見えるようになり鏡筒の後部まで指で探れるようになりました。

その結果、鏡筒内部の特に謎だった前部の何かのキャップのようなものは、その下部にはネジのようなものと一体であること。
金属ではなくプラスチック製で、カッターナイフとマイナスドライバーで引き抜くことができました。↓
2本目はカッターナイフで切り過ぎたのか頭のキャップ部がちぎれ、根元を掘り出すのが大変でした
プラスチックのダミーネジではなく、短いインチネジをねじ込んだ後部は6角レンチで取り外しました。 ↓

取り外した後の4本のネジ穴には長めのインチネジが必要ですが、たまたま以前購入していたものがそのまま使えました。(ラッキー!)↓

追加の穴を開けてボルトナットで取り付けという当初予想を見事に裏切り、
既存のネジ穴を使って4本のネジで取り付けることができました。 ↓
実は4本の内 1本はネジ穴が損傷し空回りするのですが、3本あれば大丈夫でしょう

翌日は補正板の洗浄も行いました。 ↓
副鏡部分はラップで養生しました

洗浄した補正板を再び取り付けたC11鏡筒 ↓
現在 接眼部は2インチのみで、カメラはCMOSしか使えません。


めでたし、めでたし と行きたいところですが、撮影に至るにはまだまだ遠い道のりが・・
次は赤道儀への搭載になるのですが、いよいよ出費を覚悟しなければなりません。


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5月に撮影したのが最後で、もう4カ月も撮影できていません。(地球温暖化のせい?)
上弦の月の11日までに晴れる日があれば、
既存の鏡筒優先で撮影したいと考えています。
C11鏡筒については気長にコツコツと。
みなさんが忘れたころに途中経過をブログで報告いたいと思います。


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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まるで子供のころの三人組 (さすけ)
2024-09-06 12:06:56
AKIさん、KOTANIさん、雲上さん。
まるで「子供のころの三人組」のようですね。

AKIさん「おい、こんなの見つけたぜ。面白そうだぞ」

雲上さん「でも、これが足りんぞ」

KOTANIさん「よし、俺の家にあるやつ持ってくる」

雲上さん「よし、これでなんとかやってみる」

さて・・・この先は(^^)/~~~
返信する
粗大ごみの顛末は (雲上(くもがみ))
2024-09-06 21:23:41
さすけ さんへ
まるで「子供のころの三人組」みたいとの事ですが、
たしかにKOTANIさんはそうかも?
・C11についてきた電動フォーカサーは以前KOTANIさんが3Dプリンターで自作されたもので、
 現在も多彩な趣味をお持ちのようです。

ただAKIさんと雲上については
・AKIさん「大昔に同じ鏡筒を持っていたということで仕方なく預けられたもので、ずっと使わずに粗大ゴミ。
 そろそろ断捨離しなければ。だれか処分してくれないかなぁ」
・雲上(くもがみ)「そうでなくても使わなくなったものがいっぱいあるのに、”捨てる”といわれてつい持って帰っちゃった。
 どうせ使えないだろうから、その時は中古望遠鏡屋さんに売っちゃってAKIさんにも少しおすそ分けしようかな」

というのが真実だと思います。
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