ぶな太の四季折々

身近な四季の花をカメラで追って

昨年の冬至の思い出

2011年12月22日 | 日記
今日は冬至です。
先月の今ごろ市民の森の周辺に点在する民家に柚子の実が
たわわに成っているのを見て、カメラを向けました。
柚子は冬至近くなると摘み取られて数が少なくなることを
わかっていたからです。

昨年の冬至のことを思い出しました。
50年来の友人の奥さんから”今日は主人の容態がいいので
ご都合がよろしかったら来ていただけませんか”という急な
電話を受けました。

友人は難病で闘病中に肺炎を併発し入院していました。
友人のK君と二人でお見舞いに行くことにしましたが、
手ぶらで行くならと柚子の写真の中に冬至の句を添えて
プリントして渡すことを思い立ちました。



そのとき日野草城の次の句を添えました。
暮れてゐる冬至の顔の往き来かな 

奥さんが病床に伏す友人に柚子の写真を見せたら、俳句を趣味
とする友人はかすかに口を動かして俳句を詠む仕草を見せて
くれました。
友人が亡くなったのは、その8日後でした。

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トチノキの白い花を探して

以前からブナとトチノキの愛好者です。 出身が栃木県であることもありますが、20数年前に パリに社員旅行したとき、エッフェル塔より車窓から見た 街路樹の白い花が印象に残りました。