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40年ほど前に栃木の実家に帰ったとき、子どもの頃よく行った
里山から赤味を帯びた新緑の木の根元から稚樹を抜いて横浜に
持ち帰りました。
それがあとでわかったことですが、万葉植物の馬酔木(アセビ)
でした。
毎年木の勢いを抑えるため強く剪定するのでほとんど花が
咲きませんでした。
10年くらい前に木の特徴がわかって剪定を控え目にしたら、
やっと馬酔木らしい白い花が鈴なりに咲くようになりました。
ここ数日メジロが馬酔木の花蜜を吸いにやってくるのをよく
見かけます。
小さな建売住宅を買った当時の庭には、沈丁花、レンギョウ、
乙女椿、柊南天、一重クチナシなどが植えられていました。
40年の歳月がたってそれらはいつの間にか姿を消し、田舎から
持ち帰った馬酔木は生き残っています。