オナガは身近な野鳥ですが、用心深く動きが早いので写真を
半ば諦めていました。
昨日の午後雨が上がって、郊外のお寺にハクモクレンを見に
行ったら、まだ開花していませんでした。
ハクモクレンのある人通りの少ない空き地にムクドリ、ヒヨドリに
混じって美しいオナガが数羽木にとまっていました。
オナガが落ち着くまで近くの大盃という紅梅とケヤキの裸木の
風景を眺めていたら、5メートル先の見通しのいい木にオナガが
移動しました。
意外にあっさりと2羽のオナガを撮ることができました。
帰ろうとしたら、近づいてきた70歳前後の男性と目が合いました。
「紅梅とケヤキの裸木がきれいですね」と話しかけたら、
「あれは桜ではないのですか」と聞かれてびっくりしました。
時期から桜と思うのも無理ないと思いました。
その方が足元の切り株を指してここに早咲きの桜があったが
切られてしまったと残念そうに話しかけてきました。
すぐそばに早咲きの桜が残っていることがわかり、二人とも
よかったとにっこりして別れました。
桜はまだつぼみのままでした。