香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

絵のように書いた漢字の「蝶」

2020年03月14日 20時14分11秒 | 動物展

動物展の出品作、飛んでいる蝶をイメージして書いた漢字の「蝶」です。

以前、漢字の「胡蝶蘭」を3匹の蝶々が飛んでいるように書いたことがあるので()、そこから「蝶」一字を抜き取って作品のしようと閃いた次第です。

蝶なので、サイズは小さめの写真のL判サイズにしました。

黄色い色画用紙に白墨汁で書くことに決めて、制作開始!

「胡蝶蘭」をさんざん書いたので、「蝶」一文字はすぐに書き上がり、以前作った1cm角の花形の落款印(香)を押して、百均額に入れて早々完成!

のはずでしたが、ほかの作品が仕上がり、ほぼ準備が整った一昨日、落款印が大きいのが気になってしまいました。
そして、急遽小さい花形の落款印を制作!

大きさが決まらず、9mm角、8mm角、6mm角で3顆作りました。


一番大きいのが、以前作ったものです。

肝心の書も書きまくりました。

書いているうちに、触角をつけたくなり、羽も4枚にしたくなり、もっともっと蝶の形に近づけたくなりました。
が、何枚書いても納得いかず、最終的にどれがいいのかわからなくなりました。

そうだ、動物展に一緒に出品する娘に相談しよう!と思い立ち、最終的に迷ったもの全部並べて、送信した画像がコチラ↓


で、娘が選んだのが、左側の上から2番目!
なんと、最初に仕上げた大きい印の作品でした!

印は左上のがかわいいと言っていましたが、私はその作品の蝶の形が一番気に入っていました。

娘曰く、線が太くて力強いと蝶っぽさがなくなるので、左側の上から2番目が蝶のひらひらと軽やかな感じが一番出てるかなと。

なるほど~確かに~
言われてみれば、書けば書くほど形にとらわれ、大きく太い、作為丸出しの書になっていました。

実は、娘が選んだ作品は、主人が一貫してコレが一番いいと言い続けた作品と一緒だったので、驚きました。

娘は絵を描きますが、主人は絵も書道もド素人。
でも、素人のほうが、見る目があったりします。
書道未経験の奥さんに選んでもらった作品が、賞を取ったという人もいるし。

そんなわけで、結局、最初に仕上げた作品に決めました。

今回、白墨汁で書いた作品を3点出品します。

動物展の搬入は、いよいよ明日。
無事12点、展示できますように!

動物展の詳細はコチラ→動物展の案内はがき

現在、4件のご依頼印を制作中。
急がないと言ってくださるお言葉に甘えて中断していましたが、やっと再開できます。
自分の印は、チャチャチャっと作りますが、ご依頼印は時間をかけます。
お待ちいただいている皆様、恐れ入りますが、もうしばらくお待ちください。m(__)m

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