香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

本が紡いだ五つの奇跡~最近読んだ小説から

2024年03月31日 13時48分00秒 | 本(紹介・レビュー感想)
     

森沢明夫さんの小説「本が紡いだ五つの奇跡」は、一つの小説を巡る編集者、作家、装丁家、書店員、読者の連作短編集のようでつながっている5つの奇跡の物語。

     

編集者 津山奈緒の「一人を救える力を秘めた本は、たくさんの人を救えることだってある」という言葉に背中を押され、新作を書いた作家 凉元マサミ、その本を読んで仕事を受ける気になった装丁家 青山哲也、POPを書いた書店員 白川心美、POPを読んで買った人からプレゼントされた読者 唐田一成へと、語り手がバトンタッチするように、その小説に救われていきます。

森沢明夫さんの小説は読みやすいので、この本もすいすい進めました。

小説の表紙を拙い絵や書で真似したりしていますが、表紙は装丁家によって手がけられていて、それも含めて作品が出来上がっているのだと知り、恐れ多いと思う反面、素晴らしいからこそ真似したくなるのかも、と都合の良い考えも浮かびました😊 

感動作!おすすめです!


 

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