美術展がどこでも多く開催されているが、最近はこれって複製じゃないかしらと思うことが多い。
今日友人と行った「ウィーン美術アカデミー名作展」でも、何となくそう思える作品がいくつも。
鑑賞しながら、これって本物かしらと思っている自分が、何とも嫌になってくる。
それより、この美術展を開催している某保険会社は、無駄な人材を投与している。
一緒にいった友人と笑ってしまった。
エレベーターを使って、会場に上がっていく。
その乗降に一人ずつ、つまりふたりのエレベーターボーイが観客をエレベーターに誘導する。
多分、閉館までドアを押さえたり、ボタンを押したり、入館者もそれほどいないのに右に並べとか…
エレベーターが別に珍しくも無いきょうび、一体何があるというのだろう。
ここに配置された若い社員も、こんなことを朝から晩までやらされて、何だか気の毒。
心の中で「やってらんない!」なんてつぶやいているのだろう。
その後、下北沢へ行った。
今まで、まるで接点が無かった街だ。
最近はメディアに多く取り上げられ、若者の街として人気があるらしい。
そこに今年知り合いが、オープンしたケーキのお店を訪ねたのだ。
確かに若者の街だった。
小劇場などは有名だが、若者向けの店舗が軒並み揃っている。
古着屋、雑貨屋、洒落たレストランなど。
ケーキのお店もなかなか小洒落て素敵だった。
そして更に、表参道ヒルズへ。
一緒に出かけた友人は、介護生活をしているので、出られた時に一挙にあっちへもこっちへもと。
原宿で降りると、ウィークデーだというのに相変わらずの人出。
わたしは同潤会アパートがあった頃、茂ったケヤキで薄暗く雰囲気の良い道が好きだった。
今、ここもそうだけれど、日本は何処へ行っても、同じ印象、同じ匂いになりなんとも場所特有の情緒がなくなり、面白くもなんとも無い。
今日は1日を有効に使う事ができた。
しかし、都内観光も3ケ所となると、いささか疲れた。