そうだ 緑の京都、また行こう

2007年06月04日 | おでかけ
    智積院


分け入っても 分け入っても 青い山…という山頭火の詩があるけれど、

数年ぶりに訪れた京都の寺社は、どこまでも緑、緑、降り注ぐ緑のシャワー。
緑に染め上げられてしまいそうな美しさ。
これほどの緑に抱かれることなど、わたしの日常にとってはまるで皆無
だから、急に異次元に迷い込んでしまったような錯覚さえ覚えたのだった。

姉と3日間京都に滞在するので、行きたい場所をいくつかピックアップしておいた。
しかし、すべて廻れるわけでもなく

永観堂の青紅葉と見返り阿弥陀、そして山越阿弥陀はレプリカで我慢して。
智積院では、目的の長谷川等伯の障壁画も観ることができた。
ここでは観光客はほとんどいないので、静寂さが何といっても良く、お気に入りのお寺になった。
受付の女性から池の周囲にホタルを放す「ホタルの夕べ」のイベントが先月あったことを伺い
何やら目白の椿山荘みたい(笑)と思いながらも
仄かな月明かりの輝く池の上を、ホタルが静かに飛び交う様子が浮かぶ
そんな密やかな光景を、目の当たりにしてみたいと思った。

そして、TVドラマの逢引(古~い)シーンに良く使われた法然院の山門も雨上がりの中に、煙るような緑に沈み、一幅の絵をみるようだった。

そうだ。京都、また行こう。


               永観堂


大阪のBlueNoteで、若い女性に声をかけられた。
「新宿で隣の席にいらした方ですよね」などと
見れば、確かに隣で二言三言交わした女性
そして帰りに、再びバッタリと会ったので
「どうして、わたしのことあんな大勢の中で覚えていらしたの」
と聞けば
「ヘアースタイルが素敵だったので」
感激!!
わたしは顔が自慢できないので、せめて額縁でごまかそうと、そんな姑息な想いで髪型『命』(笑)

今回の旅は…あえて旅というには短くて、大げさかもしれないけれど……

旅とは、新しい刺激とその素材を求めるための発見の行為だとか。

確かに、刺激と発見が。
今まで知らなかった姉の一面や、
ジャズ友達の京町家のフレンチのお店で、お料理もさることながら、その素敵な信楽の器に触れて
しばらく粘土を触っていなかったことを思い出し
ふつふつと、また陶芸をやりたいという気持ちが起こってきたのだ。

家に帰った翌日に、早速固くなっている信楽の粘土に水をかけ
まだ箱も開けていない粘土も出てきて
わたしの誘いを待っている陶芸友達に、そろそろ声をかけようと思い始めている。

旅って、確かに 刺激と発見に満ちて、、、好きです!!

            
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする