墓地を見下ろす家

2008年03月20日 | おでかけ
朝から激しい雨が降っていた。
その雨の中、義父の墓参に出かけた。

天候が悪いせいか、霊園は人の影がまばら。
供えられた花の様子を見ると、どこもお天気の良い時にお参りに来たようだった。

秋のお彼岸からしばらく来なかったら、なんと霊園を見下ろす斜面に建売の家を今まさに建築中。
何棟も建てているようで、大分ロケーションが変わっていた。
墓地から見れば、殺風景だった周囲が一掃されたと思うけれど…

小池真理子の小説に「墓地を見下ろす家」というホラー小説があったのを思い出した。
あの小説を読むと、絶対に墓地を見下ろす家は買うまいと思う。

花が咲き乱れたり、ペットと入れたり多用なニーズに応えた公園墓地が増え
墓地自体が昔のようなオドロオドロシイ存在ではなくなってきた。

しかし、墓地を渡る風の中に、様々な想いを残した人の、声なき声が聞こえてきそうで
考えすぎ??…かしら
墓地を見下ろす家・・・・私は怖い。
コメント
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