我 思う

2010年05月09日 | 小説
「考えない練習」という題名の書籍が、巷でベストセラーになっているらしく
新聞に載っていたこの本の内容が気になり、買ってしまいました。
更に「休脳のススメ」の惹句にも惹かれ…

とはいえ、まだ全部は読んではいませんが。

よく脳が疲れる。
だから、脳にもリラックスをさせてあげた~い、という思いもあり。

子供の頃から、いつも何かしら頭の中で考えていた。
何を考えていたかと言えば、頭の中にふと思い浮かぶ下らないこと、そして子供ながら気になっている諸々の事。

そして、誰もが私と同じように考えているのだと思っていた。

以前、姉や夫に訊いたことがある。
見事に、ほとんどなぁんにも考えていないという回答だった。
ふたりは羨ましいほど、ポジティブで人の話もあまり聞かないが、くよくよとネガティブになっているところなど見たことが無い(笑)

著者は、まだ若い東大出の僧侶という経歴だそうな。
最初にこう書かれている

『私たちが失敗する原因はすべて、余計な考えごと、とりわけネガティブな考えごとです。』

確かに起きてもいないことを、起きてしまったらどうしましょう
とか
ああなったら、こうなったら…などと、どうでもよいようなことを考え過ぎて脳内のお喋りは止まらず、疲れてしまうのだ。

そして、これと言った根拠の無いことをつらつら考えて、あげくその考えで自分を縛り、これまた根拠の無い答えを出して、結果自滅(苦笑)

これも持って生まれた性格だと思う。

内容は仏教の僧侶ということで、仏教めいてはいるが。
考えすぎで思考を錆び付かせるのはやめて「考えない練習」の時間という充電を提唱し、その練習方法が綴られている。

美容室で頭をマッサージしていただくと、よく言われる。
「脳疲労していらっしゃるのね、酷く脳天がかたいわよ」って。
脳疲労している人は、血行が悪くなり頭が硬くなるとか。
反面、こんにゃくのような柔らかさの方もいるらしい。

しかし、ぼーっとしているより、取るに足らないことを考えているほうが、呆けなくてよいかしら?



我思う、故に我あり
コメント (2)
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