禍福は

2010年05月31日 | diary
『禍福は糾える縄の如し』

そんな言葉がつい浮かんでしまう、この最近の日々。
人生を歩むと言うことは、福と禍が交互にやってくる一喜一憂の繰り返し…そういうものだと思ってはいても。

父の身体のすべての筋力が更に落ち、先週末にいきなり自力で椅子から立ち上がれなくなってしまった。
ついにそんな日が来たか、という想いばかり。

筋力や機能を維持するのが大事だと、事あるごとに触れ、具体的には一緒に身体を動かすことに付き合ってきたけれど…
あれやこれやとなだめたり、ほめたりすかしたりしたが、暮に最後に残された自分より10歳以上も若い親友を失ってから、すべての気力が萎えてしまったのだ。

そうなると定命とはいえ、長生きも残酷にしか思えない。

父より若い友人や仕事仲間は、皆父が送った。

生きる気力を失ったうえに、失ったものばかりを数え、更に失っていく父の人生観を一度じっくり聞きたいと思っていた。
今の父はそれを語る力も無い。

私自身の福も去り、今は禍の真っ只中のような気がする。
しかし、足掻くのはよそうと思っている。

そのうち、福が来るに決まっているから(苦笑)

それに、私の座右の銘は「転機は不運として訪れる」
不運に見舞われるごとに、私は成長してきた想いさえある。

いつかは、楽しかった宴も終わる。
次にどんな宴が用意されているのか、楽しみにしてみましょう。

コメント
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