歌舞伎と “ LEFT ALONE ”

2006年07月17日 | jazz
 朝から雨降り。
連日の暑さから開放され、やっと人心地がついた。
しかし各地では、大雨で土砂崩れなどの災害が起きている。
今も時折、激しい雨が屋根をたたいている。

明日は都内まで、ピアノのレッスンに出かける。
火曜日は個人的に晴れの特異日なので、わたしは雨に降られた事がない。
例え降っても、わたしが帰宅してからのこと。
しかし、そのジンクスも明日はとうとう破られそうだ。
今度の課題曲は、わたしの好きなスタンダードジャズの中の1曲“LEFT ALONE”
この陰々滅滅とした日本人好みのバラードは、こんな雨の季節にぴったりかもしれない。


昨日は、姉と歌舞伎を観に行った。
中村勘三郎の襲名披露が全国をまわり、県内の興行が昨日だったのだ。
歌舞伎座で観た時とは違い、花道も無く雰囲気などは違うけれど、幕が上がればその面白さでやはり惹きこまれてしまう。

物語の明快さと歌舞伎特有の様式美……それは、わたしが現在興味をもっているイコノグラフィーにも関連している。
登場人物の姿形、衣装、隈取、その持ち物をみるだけで、人物の役柄やどのような境遇にあるのか、
見える物の中に見えない物語を読み解くのが興味深いのだ。

今は若手がアイドル化したり、歌舞伎ブームが起きている。
そのせいか観客も若い人が多い。
古典芸能に若い人が触れるのも結構なことだと思う。
後ろの席では20代の女性が数人並んでいた。
そして幕間になると、さっき舞台の七之助君と目があったなどと賑やかだった(笑)

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3000年前の古代蓮を見に行く

2006年07月13日 | おでかけ
先週の土曜日から福島県へ行き、火曜日に帰宅する。
このところ、わたしは用事があるとはいえ出かけてばかりだ。
しかし家を離れるとのんびりする。
別に家庭内で問題があるわけではないけれど(笑)家を離れる非日常さがわたしをリフレッシュさせてくれるようだ。

昨日は、以前からテニス仲間に誘われていた行田の古代蓮を見に行った。
工事中に出土した3000年前の種が自然発芽して開花したという。
広い園内には、遠目にも桃色の蓮の花が満開で色鮮やかだった。
8月まで開花しているらしい。
蓮の花のつぼみは開花する時に、ポンと音を立てて開くということを聞いたことがある。
本当にそんな音がするのだろうか?
太陽が昇ったときに、あちこちでポンポンと音が聞こえるというわけなのだが…
本当かしら?

園内には展望台もあった。
上から見たらさぞ眺めがよさそうなので、下でぼーっと立っていたおじさんにそれとなく聞いてみた。
それが、話し出した止まらないお喋りなおじさんだった。
展示室にある写真はみんなわたしの作品から始まって、なかなかわたしたちを放してくれない。
お礼を言って、おじさんから離れようとしたら、なんとおじさんがわたしたちについてきた。
おじさんストーカー行為はやめようね(失笑)

行田はわたしが子供の頃はまだ足袋で有名だったが、今回行田で見かけた足袋は、足袋形のおせんべいや小さな足袋のストラップだけだった。

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今日は七夕だとか

2006年07月07日 | diary
洗濯物を干していると、風に乗って目の前の小学校からリコーダーの音色が。

この曲、最近どこかで聴いたばかり……
と、しばし考えていると曲が進み、あるフレーズで思い出した。
そうだ “LOVE ME TENDER”

おまけに小泉さんのノーテンキで、ド下手な歌声と、変な振りまでもフラッシュバック。

いやにタイムリーだわ、そして音楽の先生は小泉ファンなのかしらと思いつつ。

「あたしは嫌い」と言いながら、つい歌っちゃうわたしもいる。


今日は7月7日。
わたしは七夕だということを、すっかり忘れていた。

街中に出ても、最近は七夕飾りも見かけなくなった。
近くのヨーカ堂もセブンアイになってから、例年の大きな七夕飾りもやめてしまった。
だんだん季節感も失われ、行事も忘れ去られて行くのだろう。

父がディケアから帰り、今日は七夕の竹につける短冊に願い事を書いたらしい。
あ!ここに季節の行事をこなした人がいた(笑)
そういうところで、様々な行事は生き延びていくという訳なのだ。

リハビリが目的のケアハウスなので、「足が良くなる様に」とか「痺れがとれますように」など、みんな身体の不調ばかりを書いたらしい。
うっかり、わたしは父が何を願ったのか聞きそびれてしまったが。
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人となり、、、

2006年07月05日 | diary
 超ド派手(笑)で、わたしらしくないと思われたテンプレート。
さすがに、わたしも飽きてきた。
少し食傷気味(失笑)
派手な物は飽きられやすいのだ。
わたしも飽きられないように、気をつけましょう。 
 ?? 派手だったかな?  少し。
でもたまには、刺激的なのも……
もう少し経ったら変えましょう。

そして、文は人なりというが、お会いしたことのない方でも、ブログの文章や文体の雰囲気などで、何となく人となり、人格がわかるものだ。

今日のピアノのレッスンで、同じような事を先生に言われたばかりだった。
「音楽は演奏する方の人柄が出るんですよ。クラシックと違ってジャズは自由だから特に個性やセンスが出やすい。そしてRICOさんは優しい性格(家では強いなどといわれているが)が出て、演奏の時はそれが仇になることも…」

つまりはピアノトリオなどの場合、ベースやドラムスをぐいぐい引っ張っていくアグレッシブさが必要だと。
今日のわたしはベースに合わせようという気持ちが先行して、引っ張っていく気持ちがなかったそうだ。
しかし、それはどちらの気持ちが勝っても駄目で、上手く両方を兼ね備えなければいけないと。

ああ、難しい。

そしてベースさんに謝ってばかり。

わたしは優しいというより、気が弱いほうが当たっているかも。
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箱根に行ってきました

2006年07月02日 | おでかけ
梅雨時なのに、友人と箱根に出かけ土曜日に帰宅。
家族の事なんぞ後回し(笑)
先週急に出かける事に決めたのだった。
いつも掛け声ばかりで、なかなか実行されなかった。
他の友人も誘うと、更に日にちが決まらず
ええ、ままよとふたりだけで出かける事にしたのだ。

わたしと友人は同い年だ。
そして2人とも申し合わせたように、去年は最悪の年だった。
そういう年まわりなのかしらと嘆いても、現実にふたりとも見事についていない最悪の年。
だから、今年になってふたりでそんな風に小旅行に出られるのが嬉しくて堪らなかった。
お互い、まだ問題が片付いたわけではなかったが。
たまには非日常でのんびりしたい。

しかし裸の付き合いって、わたしはどうも苦手。
けれど夜の野天風呂でふたりで並び、時折雲間からみえる星を見上げながら、いつもとは違った感じで語り合った。
温泉に入ってはグータラ。
出てはグータラ。
たまには何もしないでグータラしていたいわね…と言っても
意外と普段はグータラしていないので、無理に何もしないでおこうというのも難しいものだ。
取りあえず、箱根湿生花園とガラスの森に行った。

わたしは学生時代の友人と違って、後年知り合った人と言うのはどこか構えてしまうところがある。
しかし、今回のんびりと本音で語ることができた。
裸のつきあいが、心もすっかり裸にしてくれたのだろうか。

彼女とは、久しぶりの2人旅だったが中々良かった。

そして梅雨の晴れ間で、少しも雨に降られることなく快適な3日間。  
ちょうど今は紫陽花の季節。
帰りは箱根登山鉄道で、紫陽花を堪能してロマンスカーで帰宅の途へ。
どこもかしこも紫陽花がピンク、水色、紫、白と咲き誇っていた。
わたしたちと同じようなおばさまたちが、佃煮ができるほど沢山いた。
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