いよいよマラソン大会当日。日本にいる時と同じように朝5時起床。6時半にホテルを出た。地下鉄の駅に行くと群集が・・・。実はLAの地下鉄に乗るの初めてだ。乗車時間、約30分。快適、おそらく一年中できょうが一番混むのでは。通勤ラッシュってあるのかなあ。
地下鉄の駅。ブルーのランニングシャツを着ているのは子供も含め初心者ランナー。
スタート地点に向かう
ユニバーサル・シティ駅で下車し、地上に上がると既にかなりの人が集っている。7時過ぎだけど肌寒い。そしてウォーミングアップ。う?腹の調子が・・・。という訳で仮設トイレの前に並んだ。あ~、すっきり。
トイレに向かう。こっちのトイレは男女の区別はない。
谷川真理マラソンTシャツで行くで~。
スタート予定時間より10分近く遅れて8時23分頃、スタート。こっちのランナーはスタート直前までトレーナーとか着ているけど、投げ捨てていく人が結構いるんですねえ。お陰で沿道の木がクリスマスツリー状態。(あとで回収されて寄付されるという噂)
スタート直前です。
序盤はスローペース。道が狭く追い抜けず、ダラダラと走る。5キロぐらい走るとようやく道が広くなり、スピードアップし抜きにかかる。そしてハリウッド通りに。ようやく自分のペースを掴み快調。沿道の応援の人とハイタッチ。こっちのマラソン大会は女性の参加も多く、どうみても小学生高学年、中学生とみえる子もかなり参加してる。(もちろん42.195キロ走る!)初心者ランナーとわかるように揃いのブルーのランニングシャツをTシャツの上から着ている。
奥の黄色のTシャツが僕!
そしてハーフ地点を約2時間で通過。序盤ノロノロだったことを考えれば、まずまず。
コリアンタウンを抜けてLAオリンピックが行われた会場方面へ。この辺りで闘魂ハチマキ巻いた日本人女性ランナー発見。いいペースだったので付いていこうと思ったが逃げられた!待てえ!
ハリウッドです。ここを走るとは・・・。いやあ感慨深い。
そして30キロを3時間ちょっとで通過。この頃になると気温がかなり上がっていた。持っていたタオルハンカチに水を含ませ顔を拭いていたせいか日焼け止めは流れた。
ボランティアの人がワセリンを結構配っていたが、最初はピーナッツバターかと思った。フリーウェイの下を通過する時、小さなトンネルがあるんだけど、よく響くせいかほとんどのランナーが叫ぶ!俺もGo Wild!と叫んだ。なぜこの言葉が出たかは不明・・・。
32キロ過ぎにボイルハイツを通過する頃にスローダウン。35キロに近く付くと、もうヘロヘロ。ウォーターステーションで日本通とみられるアメリカ人から日本語で「ジローさんガンバって」とゲキが飛ぶ。一時的に蘇生するが徐々に歩くような感じに。
そしてダウンタウンに戻る前に倉庫街、そして大きな橋を走る。この地点では応援がほとんどおらず、ランナーは陸の孤島状態に。かなり歩いている人がいる。ジローは歩きはしなかったが、立ち止まって足踏みして呼吸を整えた。ボクシングならコーナーに追い詰められ、KO寸前状態!しかしなんとかダウンタウン南側のリトルトーキョーにたどり着いた。
Allmost there!(ゴールまでもう少し)との応援から勇気をもらい、ダウンタウンのビル群に向かう。ビルの谷間には応援プラカードが満載。ようやく26マイルのフラッグが見えてきた!最後の力を振りしぼって一歩ずつゴールを目指す。そして4時間43分ゴール!!!人生の金メダル!
ゴール後。ダウンタウンのフラワーストリートがごちゃごちゃ。
ホテルの廊下からゴールが見下ろせた。
なぜかゴールのイベント会場でサルサのデモやってたよ
ホテルに戻り、ベッドに転がった。バスタブにお湯をはって、日本から持参した温泉の元を入れ入浴。あまりに気持ちよく、居眠りも含め30分ぐらい入浴。明日は体中ガタガタだろう。着替えて、ゴール地点に行ってみた。
8時間近く経っても、まだまだゴールしてくる。
この地を初めて訪れた時はフルマラソンを走るなんて考えもしなかった。Yes,I can do ! 人間やる気になればたいていの事はできるってことやねぇ~。