【北海道旅行1日目 2011年07月13日(水)】

にしん御殿からタクシーに乗り、小樽運河までお願いしました。
もうここで・・・と言ってるのに停まってくれない運ちゃん

1,300円で済むはずだった料金は1,460円に

でもね?

降ろしてくれた浅草橋のたもとはたくさんの観光客がごった返していたので、ここが撮影のベストスポットだったようです

運ちゃんはベストスポットを知ってるので、良かれと思ってここまで送ってくれたんですが、ワタス達はもう少し向こうから歩いて風情を楽しみたかったんだよねー

向こうまで歩いてまた戻ってくるのが面倒だったので、ほんと、この区間しか見てないので、長年憧れてた小樽運河は「あれ?こんなもん?」という印象で終わってしまいました


階段を降りると同じ風景でも、また違った感じがします

水面に映った様もまた美しいですよね

この建物の裏手には、ドイツビールが飲めるRESTAURANTもあるようです


もし同じコースでタクシーを使う場合は、地図内の小樽運河のイラストより左手の方にある重要文化財旧日本郵船(株)小樽支店で降りて、運河公園と合わせて見学するといいかも?
そこから小樽運河まで歩いてくるのは・・・ちょっと遠い?
バスもあるし、なんなら写真だけ・・・と、タクシーを停めてもらってもいいかもね

(旧日本郵船は人力車のうざいおにーさんのお勧めスポット)
さて。
浅草橋からまっすぐ日銀通りを上り、北のウォール街を散策しましょう


小樽郵便局を右へ曲がった(地図では左)色内大通り周辺を中心に、大正から戦前にかけて“北のウォール街”と呼ばれたそうです。
北のウォール街(郵便局周辺含む)には戦前、銀行や商社、海運会社などが進出し、当時競うように造られた歴史的建造物が建ち並んでいます。
では、歴史的建造物フェチのら。さんに少々お付き合いくださいませ


▲旧三井銀行小樽支店 (昭和2年建築)
小樽で最初の鉄骨鉄筋コンクリート造の建物。
外壁には、北米産の花崗岩が使用されていて、窓を囲む5つのアーチが特徴的。

正面中央にある縦2列のベイウィンドウや両脇の丸窓と垂直の窓割りなどが特徴。
内部にちりばめられているステンドグラスには、第一次大戦後のアール・デコ様式の影響がみられる。

▲日本銀行旧小樽支店 金融資料館 (明治45年完成)
H15年にリニューアルオープン。
東京駅を設計した辰野金吾氏と長野宇平治氏の作品で、屋根に配された大小5つのドームが印象的なルネッサンス様式の洋館。(内部見学可)

設計者は多くの銀行建築を手掛けた長野宇平治氏。
(向かい側に建つ日本銀行旧小樽支店と同じ設計者)
外壁には札幌軟石が多用されていて、銀行建築独特の重厚さをもち、玄関や窓まわりの石組みデザイン、コーナー部分や窓の間隔の変化などに特徴がある。
現在一階は道産ぶどう100%の樽出しワインが飲める、小樽バイン(ワインカフェ)になっています


▲小樽市指定歴史的建造物第24号 旧第一銀行小樽支店 (大正13年建築)
外観デザインは飾り気のない壁面に改変されているが、当初は道路側2面に3階通しの大オーダーが立てられていた。

▲小樽市指定歴史的建造物第18号 旧三菱銀行小樽支店 (大正11年建築)
建築当初は外壁に煉瓦色のタイルが張られていたが、昭和12年に現在の色調に変更された。
1階正面には、ギリシャ・ローマ建築様式を表すように6本の半円柱が並んでおり、この建築を特徴づけている。
現在は小樽運河ターミナルとして、お土産屋さんや喫茶スペースとなっている。

建物の裏手はおたる散策バス乗り場があります。
今回は利用しなかったけど、観光バスを使うと便利ですよね


寿司屋通りをチラ見

この通りには20軒ほどの鮨屋があるそうですが、にしんそばを食べちゃったし、鮨屋は高いので今回は断念


▲小樽市指定歴史的建造物第7号 旧名取高三郎商店 (明治39年建築)
山梨県出身の銅鉄金物商名取高三郎が明治37年の稲穂町大火後に建てた店舗で、裏手に住宅や倉庫を連ねていた。
角地に建ち、西側と南側に開いた形で防火のための袖壁(うだつ)を設けている。
外壁には札幌軟石が使用されている。

▲小樽市指定歴史的建造物第5号 旧百十三銀行小樽支店 (明治41年建築)
寄棟、瓦屋根で角地に玄関を設け、上部にギリシャ建築を思わせる飾りを配しているのが特徴。
設計は池田増治郎氏で、外壁は石張りとなっていたが、その後外壁に煉瓦タイルを張り現在の姿となった。

▲小樽市指定歴史的建造物第34号 旧金子元三郎商店 (明治20年建築)
両袖にうだつを建て、2階正面の窓には漆喰塗りの開き窓が収まり、創建時の形態をよくとどめている。
小樽の典型的な明治期商店の遺構といえ、平成5年に小樽市都市景観賞を受賞。

▲小樽市指定歴史的建造物第8号 岩永時計店 (明治29年建築)
この建物は、時計卸商、初代岩永新太郎の店舗として建てられ、店員で編成された楽団を持つハイカラな商店だった。
屋根の装飾、軒の繰り型など細部にもデザインが施され、瓦葺き屋根を飾る一対の鯱は商店では珍しい装飾であり、当時の小樽商人の意気込みが感じられる。
平成5年に小樽市都市景観賞を受賞。
紫の解説ボードが至るところに立っていますが、小樽市指定歴史的建造物にはこのボードが添えられているそうです。
あっちでもこっちでも見かけたので、今でも昔の建物が大事にされていて、小樽はレトロが融合している素敵な街ですね

つづく。
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