【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

「秋の桜」 前線

2007-10-01 23:25:01 | 路傍の花~道草


   昨日の雨は、夜には上がったの
  ですが、朝はこんな空で明けました。

   それでも午前中は曇り空でしたが、
  午後遅くには青空も・・。

   暑い暑いと言っているうちに季節は
  巡り10月に。

   10月と言えば、「天高く馬肥ゆる秋」 
  ですね。

   今年は9月が、とびきり暑い夏だった
  せいか、秋が遅くなり、気持ち的に何だか
  余裕がありません。その上、今年も紅葉は、遅くなるのだとか・・。
  一方、『アンの世界』 の10月は・・。

 “二人を巡る風景は、全て秋を囁いていた。
遥か向こうの海は虚ろな唸りを上げ、裸になった野原は干からびて、
僅かに きりん草 を飾り付けているだけだった。
 
 グリーン・ゲイブルスの家の下手に当たる谷間の小川には
薄紫の紫苑 の花が、こぼれるばかりに咲いており、
「輝く湖水」 の水は青―― 青―― 青一色であった。

 変わりやすい春の青ではなく、夏の薄い空色でもなく、今日の湖は、
あたかもあらゆる気分や感情の乱れは既に治まり、
今は最早空しい夢にかき乱される事のない落ち着きに達したかの
ように、澄み切った普遍の沈静な碧い色であった。”

                                         【「アンの愛情」 第1章】

   今日も道草して帰って来ました。
  相変わらず 「キバナコスモス」 は、
  盛りですが、その間からピンクや
  白のコスモスが・・。

   各地のコスモス園も、そろそろ
  見頃を迎えているそうで、新聞紙上
  等を賑わしています。

   こちらのコスモスは、花屋さんで
  売られているものと違って背丈も高く、
  相当頑丈です。乱れ咲いていますね。

   コスモスと書いて 「秋桜」。その秋桜は、なぜか淋しい、可憐、儚げ・・
  そんな印象を持ってしまいますね。

 それは花もそうだけれど、繊細な葉っぱにもあるのでは・・と、
思ってしまいます。そう言えば、山口百惠が歌っていたのも、どこか悲しげな・・。

 「薄紅のコスモスが 秋の日の何気ない 陽だまりに 揺れている・・~♪」 
哀愁のこもった歌でしたね。

 薄紅色のコスモスは、青い空が一番似合う気がします。
そして、明日はその空が戻って来るそうです。