【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

“秋” をそそる器

2007-10-05 17:56:05 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編




   夜のうちに降った雨は、
  朝には上がっていました。

   そのお陰で、今日は
  カラッとした秋らしい
  天気になっています。

   とは言っても、
  我が家の庭を見渡す限り、
  季節感はほとんどありません。

   朝の美人の筈の朝顔は
  今では、昼美人となって
  こうして咲いています。
  その上、フリルまでたっぷり付けて・・。



   そして、ハイビスカスは、
  未だに数多くの花芽を・・。     

   そう言えば、例年今頃の季節になると
  匂って来る金木犀も、今年はまだ・・。

   この所の微かな違和感は、
  これだったのか・・と、
  気付いたものです。

   『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 でも
  そろそろ戸外で・・と思いましたが、
  一向に減らない蚊に断念です。

   と言う訳で、今日も土物の器で。萩焼です。
  定番の物ですので、一目でそれと分りますね。
    


   でも、その優しい色合いは、心和みます。
  「萩の七化け」 という言葉があるように、
  年月が経つに従ってその色は
  渋さを増して来ます。

   そして、大好きな蝋燭。
  いかにも和風っぽい藍のそれは、USA製です。
  「ゆらり、ゆらゆら・・」 っていいですね。

   ところで、一昨日の中原淳一の本。
  彼の永遠のテーマは、「美しく生きる事」。

   毎日の暮らしを大切に、
  愛しむ心があなたの人生を輝かせると教えています。

   その中の一つに、
  「食事の場所を変えてみましょう」 
  と言うのがあります。

 



   “我家にちょっとした楽しい出来事があったら、
  その日の夕食は、いつもの茶の間ではなくて、
  奥の八畳の客間にして、
  テーブルの上にはテーブルクロスを掛け、
  出来れば花屋で一番安い花でもいいのです。
  それを飾ってみましょう。
   特にご馳走はなくても、
  ちょっと手を加えて、茶の間が客間に変わっただけでも、
  それで楽しさは倍になるというものではないでしょうか。・・・”


 


   ~という風に・・。しかもこれは、昭和初期のものなのです。
  あんな昔に洗練された考えの持ち主だったようですね。

   『赤毛のアン』 のモンゴメリーもそうですが、
  今でも十分通用する事に驚かされます。
  時代を超越しているのですね。