起床時には一面真珠色の空。
早くも・・なんて、
がっかりしたものです。
一昨日のタイトルでもある、
“真珠色の溜息” をついたものです。
(ちょっとカッコ良過ぎるかも・・)
でもその後、写真のような
浅葱(あさぎ)色の空になりました。
それにしても、この所、
何かと言えば、「真珠色」。
使用が頻繁ですが、便利な言葉ですね。ロマンティックですし・・。
ついつい重宝して使わせて頂いています。
さて昨日は、友人の
“海の見えるマンション” に、
寄せて頂きました。
そこからは、
居ながらにして、海が見渡せます。
辺りがオレンジに染まる夕方・・
黄昏の海は、それはそれは・・
美しいそうですが、生憎昨日は、
春の日に霞んでしまっていました。
太陽も、ボ~ッと霞んでいます。
朝早くからお喋りに熱中していて、
いとまする直前に、慌ててカメラを取り出して写したのが、
こちらの写真です。(ベランダから撮りました)
でも、それはそれで・・これも 『アンの世界』 描写さながらの、
絹のヴェール に包まれる、その光景そのものではありませんか。
あるいは、一昨日には叶いませんでしたが、
淡い、夢のようなブルーのスカーフ が、掛かっているようにも思え・・。
ものは考えようですね。
“・・・夕暮れに近い頃で ―・・・― その周りは、
陸も海も空も荘厳な静けさに包まれていた。
頭上をかもめが銀色に舞い上がって行った。
水平線には淡紅色の雲がレースのように、たなびいていた。
静まり返った空気の中に風と波の呟きが、
吟遊詩人の歌のように、織り込まれていた。・・・”
【「アンの夢の家」 第8章】