【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

絹のヴェールに包まれた海

2009-03-08 15:56:56 | 旅気分・夢気分


   起床時には一面真珠色の空。
  早くも・・なんて、
  がっかりしたものです。

   一昨日のタイトルでもある、
  “真珠色の溜息” をついたものです。
  (ちょっとカッコ良過ぎるかも・・)
   
   でもその後、写真のような
  浅葱(あさぎ)色の空になりました。

   それにしても、この所、
  何かと言えば、「真珠色」。

   使用が頻繁ですが、便利な言葉ですね。ロマンティックですし・・。
  ついつい重宝して使わせて頂いています。



   さて昨日は、友人の
  “海の見えるマンション” に、
  寄せて頂きました。

   そこからは、
  居ながらにして、海が見渡せます。

   辺りがオレンジに染まる夕方・・
  黄昏の海は、それはそれは・・
  美しいそうですが、生憎昨日は、
  春の日に霞んでしまっていました。
  太陽も、ボ~ッと霞んでいます。

   朝早くからお喋りに熱中していて、
  いとまする直前に、慌ててカメラを取り出して写したのが、
  こちらの写真です。(ベランダから撮りました)

   でも、それはそれで・・これも 『アンの世界』 描写さながらの、
  絹のヴェール に包まれる、その光景そのものではありませんか。

   あるいは、一昨日には叶いませんでしたが、
  淡い、夢のようなブルーのスカーフ が、掛かっているようにも思え・・。
  ものは考えようですね。

   “・・・夕暮れに近い頃で ―・・・― その周りは、
  陸も海も空も荘厳な静けさに包まれていた。
  頭上をかもめが銀色に舞い上がって行った。
  水平線には淡紅色うすべいいろの雲がレースのように、たなびいていた。
  静まり返った空気の中に風と波の呟きが、
  吟遊詩人の歌のように、織り込まれていた。・・・”
      
                                        【「アンの夢の家」 第8章】