【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

美しい時への誘(いざな)い

2009-03-30 16:33:22 | 私の手作り夢時間


   雲一つない夜明けの空。
  思わず、ブルッ!

   “花冷え”と言うより、
  真冬並みの寒さが続いています。

   3月も、明日で終わりなのですから、
  光は勿論、春そのものなのですが・・。

   お陰で、桜も、
  三分咲きと言った所でしょうか・・。

   ここでも待つ楽しみ、
  もう少し味わえそうです。

   “ジェーンは楽しい事を待つのは嫌な事を待つのとは、
  大違いであるのを悟った。
  こうして笑い、目を輝かしている所を見たらスタンレー夫人は、
  ジェーンを見違えたに違いない。・・・”

                                        【「丘の家のジェーン」 13.】

   アン ばかりか、ジェーン も、こんな風に・・。
  でも、その通りですものね。



   さて気温は少々低くても、暖かな春の陽射しは、ゆったりした気分にさせてくれます。
  折からの電話で、友達からお花見の誘い・・。
  その事を理由に・・情報交換の名のもとに、話に花が咲くこと!

   そして・・。先日来から、“どの模様にしましょう・・?” なんて、
  悩んでいました、レース編み・・。結局、クラシカルなパイナップル編みに・・。

   華やかさと気品は、何と言ってもパイナップル編みですものね。
  やっと編み始めました。

   レースは、クラシックな家具にも新しいそれにも、自然の美しさを添えてくれます。
  いつも通りの暮らしの中に、1枚の白いレースを加えるだけで、
  優しさをも、もたらしてくれるのです。

   レース編みの物は、単独でも楽しめますが、布クロスと組み合わせれば、
  表情を一変させてくれます。

   お茶を楽しむには、なくてはならないものですし、たった1枚のそれで、
  優雅にも・・手頃な気分転換にもなるのですから。

   “・・・うららか街60番地では午後のお茶の最中であった。
  淡紅色うすべにいろの金魚草やチューリップや羊歯を惜しげもなく飾った、
  広い客間には大勢の人がいた。
   母は、ゆったりした、引きずるほどの レース の袖が付いた、
  蘭色のシフォンをまとい、笑い興じていた。・・・
   ゲルトルート伯母さんとシルビア伯母さんは、
  ベニス・レース に包まれた姿で、長いピンクの蝋燭が
  灯っているテーブルでお茶を入れていた。・・・”

                                【「丘の家のジェーン」 4.】

   レースは、インテリアだけでなく、着るものにも優雅さを与えてくれますね。
  お茶も、優雅な気分で頂けそうです。