【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

レースの花も微笑む春

2009-03-21 16:46:16 | リラのお気楽ユメ日記


   朝から雲一つない快晴になりました。
  昨日、夕方のお天気ニュースでは・・。
  
   「今日は久し振りに夜空が綺麗です。」
  ~なんて、言っていましたっけ・・。

   それなのに、うっかりしてその空を
  眺める事をすっかり忘れていました。

   宵の口、星が出ているのは、
  確認しましたのに・・。
  何だか大切な忘れ物をした気分です。

   そんな今朝の起床時の気温は、13℃。
  ここ2、3日、5月頃の気候でしたので、随分寒く感じられたものです。
  でも、これが本来の気温でしょうね。それでも日中は、ぽかぽか陽気になりました。



   秋もそうなのですが、このお彼岸の季節になりますと、
  我家のお部屋は殊の外、明るくなります。

   窓際に置いている、白いレースの “花” のドイリーが光に反射して、
  これも・・大層可憐に見えるのは、どうしてなのでしょう。
  レースと言えども、やはり春の日差しが嬉しいのかも知れません。

   窓辺からいつも四季の移り変わりや、私に代わって? 
  ロマンティックな夢を、いつも見つめてくれているのですものね。

   “・・・出来たての生姜クッキーの美味しそうな匂いが、
  戸口から流れて来た途端に、年配の婦人が現れた。
  深さが15センチの鉤針かぎばり編みのレース で縁取りをした
  白いエプロンに小ざっぱりした服を包み、
  ジェーンがこれまで見た事のないほど赤い頬をしていた。”
    
                                      【「丘の家のジェーン」 13.】

   『アンの世界』 は、相変わらず優雅です。
  15センチものレースで縁飾りのエプロンなんて、私でしたら勿体なくて使えません。

   兎にも角にも今日は、戸外が気持ち良くなりました。
  随分長いこと私も冬眠? していましたので、久し振り庭で・・と、なりました。

   太陽が向こうの屋根に隠れるのを待って、
  レース編み道具一式入っている籠を持って移動です。
  そして今年初めての外でのお茶。“ウ~ン、至福の味~!”

   おまけに今丁度庭は、ラベンダーやヒヤシンス、水仙など・・
  仄かな香り付きと来ています。その香りの中で・・。
  さあ、どの模様がいいかしら・・? 心躍り、ワクワクする瞬間です。  

ひとときの空想

2009-03-20 16:15:15 | 私の手作り夢時間

【ヒヤシンス(風信子)】

   少々、寝坊して起きた空は、
  一面の曇り空。

   いつものように、
  がっかりしながらも、
  それでも空がある!!

   その事に、なぜかほっとし・・
  安心し、
  慌ててゴミ出しに行った私。
  支離滅裂? な行動ですね。

   そこで見た北の空は・・
  こんな青空でした。

   久し振りの青空に、
  思わず見惚れてしまったものです。

   そこに、5月になると
  赤い実を付ける野苺を見つけました。

   この辺りは元々、山でしたので、
  僅かばかり残っているちょっとした
  丘の斜面にこんな花が咲くのです。

   “・・・トンプソン夫人は
  島の向こうはずれで、
   野苺 を摘んでいると、
  アンに告げた。
  野苺 のなっている島とは
  何て素敵なのだろう!”

       【「アンの幸福」 第3年目12.】

   野苺と言えば、棘がありますので、ついつい摘むのは遠慮していましたが、
  トンプソン夫人 のように、摘んだり出来るのですね。



  と、なりますと・・今日の私は、『アンの世界』 に遊びます。
アンの住む部屋は、こんな部屋なのでしょうか・・。

 私の手作りの、こんな小さな部屋で遊んでみました。題して、「私の部屋」。
自分の部屋も、こんな風にしたいのですが、なかなかです。
せめて、こうして空想に遊ぶくらい・・。

 「・・・有り難い事に、空気と神様のお救いは未だにただだもの」
「それから笑いもよ。」 アンが付け加えた。

                                      【アンの愛情」 第17章】

 ただのもの・・。もう一つ、「空想」 もありますね。

トパーズ色の香気

2009-03-19 17:00:17 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


   今朝の起床時の気温は、17℃。勿論、今年になって最高です。
  最近は、眺める気も失せてしまった空ですが、早くも曇り空。

   とは言っても、快晴でもこの所の空は、黄砂により黄色っぽいものでしたが・・。
  日中は太陽も出ましたが、いつもの空です。

   “智恵子は東京に空がないといふ・・”
  何だか、『智恵子抄』 の智恵子気分・・? なんて、思ったり・・。



   さて今日の幸せ。
  (気付いたのは昨日なのですが)
  香りがないと思っていました、
  (アンの言う所の)
  金色の水仙に香りがあった事。

   それは菫(ヴィオラ)も同じです。
  お陰様で、庭に下り立ちますと、
  そこはかとなく香気が漂います。

   先日も記しましたが、
  この事は私にとって殊の外、
  嬉しい事なのです。と言いますのも・・。

   香りは、「匂い菫(ニオイスミレ)」 に遠く及ばないにしましても、
  ロマンティックな、【すみれ香茶】 (めぐみさん命名)が頂けますもの。
  
   味は、シンプルですが、薄荷グリーンのその色と言い、
  すみれの花びらを浮かべた、お茶と言い、優雅で幸せ気分に浸るには十分ですから。

   今日も前置きが長くなりました。
  今日のタイトルを、ちょっぴり気取って、「トパーズ色の香気」 なんてしましたが、
  「琥珀色」、「オレンジ」 でも良かったかも知れません。

   兎にも角にも・・トパーズ色、琥珀色、オレンジ、夕焼け・・と来ますと・・。
  今日は趣向を少々変え、題しまして 「サンセットカフェ」。

   『カフェ「薔薇の詩(ポエム)』 のオープンです。
  夕方に近い時間、何せ 「サンセット~」 ですもの。

   従って・・赤色の蝋燭、香りは 「イランイラン」 です。
  少々、妖艶? な感じかも知れません。

   面白い形のカップは、「越前焼」。カップも夕陽の色に合わせました。
  写真では、赤っぽく写っていますが、実際はそれほどでもありません。
  美味しいお茶が入りましたよ~! 

   “小ドナルドの家では客間に灯が、ともっていた。
  カーテンが赤いので、夜、カーテンを引くと、
  光が薔薇色になるのだった。・・・”
          
                                       【「丘の家のジェーン」 41.】

始まりの予感

2009-03-18 16:56:16 | 四季のスケッチ


   今朝も霞んだと言うより・・
  白く濁った空が広がっていたものです。

   それでも西南の空には有明の月・・。
  昨夜は、このお月様を探したものですが、
  どこにも見つける事が出来ません。

   夜目にも、その空は、
  澱(よど)んでいるようで・・。

   やはりこれらは黄砂の影響のようです。
  日中もボ~ッとした空が広がっています。
  気温は昨日以上の暖かさです。
  
   昨夜こそ、次のような光景を
  思い描いていたものですが・・。↓

   “・・・窓の一つから月が自分の方を
  覗いているのを見た。
  ・・・ゆったりとした美しい月であった。・・・
  そこでジェーンは月の中での自分の生活を築き始めた。
  月ではジェーンは妖精の国の食物を食べ、
  不思議な白い月の花が咲き乱れる妖精の国の野を
  妖精の仲間達と一緒に彷徨さまよった。”
        【「丘の家のジェーン」 3.】

   昨日も記しましたが、この朝のひと時が、感動から溜息に変わっています昨今。
  とは言え、太陽には何の責任もありませんものね。



   さて、空の事では連日、少々嘆いてしまいましたが、庭では・・。
  朝露の煌めく早朝に起き出して、庭の花々を眺める楽しみが増えました。
  これは、アンならぬ、“ジェーン気分” かしら・・?

   今朝は小鳥の囀(さえず)りも、お共に・・。
  その軽やかな音楽を聞きながら、庭の花たちに朝の挨拶。
  小さな蕾の膨らみを見つけて、そっと頬を寄せてみたり・・。

   そうそう、冒頭の写真の金色のラッパ水仙・・。
  早朝に、花の妖精が魔法の杖で、 キラ~ンと、合図をしたのでしょうね。

   午後には、微笑んでくれました。でも、相変わらず俯(うつむ)いています。
  こちらも去年より、きっかり10日早い開花です。

   その反対に・・つぶらな瞳を精一杯広げ、見つめているのが、
   写真左の名前も知らない、薄紫色の(花びらも葉っぱも)小さな小さな花です。

   嬉しい事にその花の数を、どんどん増やしています。
  このお花・・確か去年名前を付けた筈・・なんて、ブログを遡ってみました。

   「風の鈴」~なんて。“鈴を張ったような瞳” から、名付けたものでしょうね。
  でも、当の本人が忘れているのでは、どう仕様もありませんね。

   最後に。今年初めて、鶯(うぐいす)の鳴き声を耳にしました。
  まだ、ぎこちなく? ・・「ホケキョッ、ホケキョ・・」 と、短く鳴いています。
  「ホ~~ッ~ホケキョッ・・」 では、ありません。

待たれる春の妖精の微笑み

2009-03-17 17:25:25 | 香る庭の花綴り


   起床時の空は、今日も快晴です。
  しかしながら、ボ~ッと霞んだ空が、
  広がっているだけ。

   毎年、この季節になるといつも思うの
  ですが、東の空に、あの秋から冬の日の
  ワクワク感は、既にありません。

   こうして毎日のように撮っていました
  朝の空の写真が、いつの間にか消えて
  しまうのが常なのです。
  でも、やはり一抹の寂しさを覚えます。

   それでも西南の空には、明後日(19日)
  には、下弦の月を迎える有明の月が、
  輝いていました。
  
   『アンの世界』 と違って、
  こちらは家の屋根が背景です。

   “暁の空は赤く、空を背に樹木が黒々と立っていた。
  大ドナルドの丘の樺の木の上に新月を逆さにしたような
  下弦の月 が掛かっていた。
  窪地にはまだ霧が立ち込めていた。・・・”
           
                                         【「丘の家のジェーン」 26.】



   ところで昨日は、庭に下り立つや否や、
  小鳥が(雀だと思うのですが)飛び立って
  行ったものです。

   それは朝だけでなく、午後にも何度か。
  でも今日は、全く姿を見せません。

   別に、この庭でなくても、ここら辺りは
  行き場所は沢山ありますものね。

   一方庭では本格的な春を待つ花たちが、
  蕾を膨らませて待機中です。

   起床時こそ、寒く感じられましたが、
  今日も昨日以上の暖かさになりました。

   4月半ばくらいの気候ではないでしょうか。
  花の妖精たちが、舞い降りて来るのも、
  もうすぐですね。

優しい景色

2009-03-16 16:16:56 | 心の宝石箱


   連日、快晴が続きます。夜明けの空も、ほぼ同じ。朝の冷えも同じです。
  ただ昨夜は、お月様が大層優しい顔をして笑っていました。

   5日前(3╱11)が満月でしたので、少しだけ欠けたお月様です。
  (因みに19日が「下弦の月」)

   しかも角度的にも丁度良く、月を見ながら眠りに着く・・という、
  ロマンティックな事の出来るお月様です。ただ、頭の位置は変えますが・・。

   冒頭の写真もそうですが、ここに来て
  水仙の花が一気に開花しています。

   アンの言う金色の水仙が、その数を
  増やせば、大振りのラッパ水仙も・・。

   俯く水仙を見て、ふと思ったのですが、
  水仙って、泉や湖の傍が似合いますね。

   水仙に関しましては、
  つい 【先日】 も記したばかりですのに、
  枚挙にいとまがありません。

   ところで今朝、庭に下り立ちますと、
  小鳥が一斉にパ~ッと飛び立ちました。

   そんなに慌てて逃げなくても・・と
  思うのですが、一向に慣れてくれません。
  蝶はそんな事ありませんのに・・。
  
   そう言えば、まだ蝶の姿、見ません。
  蝶がやって来るようになれば、いよいよ本格的な春ですね。



   朝の気温とは裏腹に日中は、
  今日も穏やかな春日和となりました。

   そして小鳥と言えば・・。
  ほっと心和む、
  こんなに優しい詩が、あります。

   それは、『まど・みちお詩集』 です。 
  その中から 「ことり」 と、いかにも
  春らしい 「ヒバリ」 をご紹介します。

   他にも 「ぞうさん」、「 やぎさん
  ゆうびん」、「ふしぎなポケット」等の
  童謡でも知られている方です。

   1909年生まれだそうですから、
  今年で100歳におなりなのですね。
  
   そうそう、北原白秋に
  見出された方でもあるのですね。
  


     ことり    
 そらの しずく? 
 うたの つぼみ?    
 目でなら 
 さわっても いい?        

    ヒバリ 
 あの 青い 
 空の かがみの     
 どこかに あたしが うつっているかしら 
 あ あんなに 遠くに こめつぶのように     
 ここで しずかな 
 あたしの うたが 
 あそこからは にぎやかそうに ひびくこと 

魔法の小径

2009-03-15 17:05:17 | レトロ(素敵)な空間~散策

「菜の花」

   今朝は3日前とほぼ同じ、
  雲一つない空で明けました。

   今日も少しだけ
  絹のヴェールを被り、
  その空は、ほんのり桜色です。

   こんな朝は、冷えますね。
  思わず、ブルル・・。

   そう言えば、夜明けの空も、
  そろそろあまり変化が、
  感じられなくなって来たような・・。

   そうなって来ますと、いよいよ
  春本番も間近という訳です。



   お天気に誘われ、今日も近所を散策です。そう、“ぶらぶら歩き”。
  今日こそ、アン気分全開です。

   「・・・空気は光に満ち満ちている、なんていうものじゃないわ・・・
  空気が光そのものよ。
  あたし自分に翼が生えてないという事がまだ呑み込めないわ。」

                                        【「炉辺荘のアン」 第2章】

   本当に仰る通りです。
  日中は、朝の寒さもどこへやら・・。
  春満開です。

   今日は憧れのトンガリ帽子の、
  お屋根の家に、
  少しばかり近付いてみました。

   やはり、ミス・ラベンダー と、
  シャーロッタ4世 が住んでいると
  言ってもおかしくありません。

   “・・・小径は、枝さしかわす樅の古木の下を通っているので、
  仄暗く、苔ばかり、生えていた。
  両側には落ち葉がおりしき、ところどころ、日光が射していた。
  辺りはしんと静まり返り、浮世を遠く離れた感じだった。”

                                         【「アンの青春」 第21章】

   ただ、今は春の光に溢れていますので、こちらは、どこまでも明るいです。
  『アンの世界』 の樅(もみ)の木などはありませんが、一面、枯尾花かれおばな の原っぱ。

  (注: 尾花とはススキの事。花穂が出た頃を 「初尾花」、
    群れて揺れる様子を 「尾花の波」、そして、最後に 「枯尾花」)

   「幽霊の╱正体見たり╱枯尾花」
  (幽霊と見て怯えた者の正体は、よく見ればススキであった)
  それはそれで、壮観です。

   最後に。今日のビーズのバッグです。 
  名付けて、「優雅なお散歩に持ちたいバッグ」 です。
  何が、優雅? と言われそうですね。   

昼下がり夢時間

2009-03-14 17:17:17 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編





   連日の雨で明けました。
  ただ昨日に比べて
  今日は暖かい朝です。

   起床時の気温に限れば
  昨日より3度、一昨日に至っては、
  5度も高くなっているのですから。

   その雨も、お昼頃には上がり、
  曇っていた空も段々明るく・・。

   薄暗かった部屋が、あちこちに
  置いている白いレースの反射で、
  次第に明るさを増して来ます。

   微妙な光線の具合で、敏感に変化して行くのですね。
  レースの繊細な陰影が幻想的です。
  テーブルクロスのラメ入りのレースも、キラキラ光って・・。

   話が逸れました。雨の事でしたね。
  それにしても昨夜は、本当によく降りました。
  その雨に関しては、『アンの世界』 にも次のような記述があります。

   季節は4月ですが、
  『アンの世界』 では3月と言いますと、まだまだ冬。

   雨ではなく雪が降っているのでしょうから・・。
  何だか、雪が雨に変わり・・雨が降って喜んでいるようにも思えます。

   “そして見よ、4月になった! 
  4月の雨の笑い・・・4月の雨の囁き・・・
  ポタポタ、しゅうしゅう、ざあざあ、叩きつけ、踊り、
  しぶきを上げる4月の雨。”
                
                    【「炉辺荘のアン」 第14章】







   午後からは晴れたのですが、
  今日もなぜか
  「雨の日キャンドル」 の様相に・・。

   となりますと・・急遽、
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)』 の
  開店と致します。

   この所は、土物のカップが
  続きましたので、気分を変えて
  久し振りに薔薇のカップの登場です。

   偶然ですが、大好きな青系の色に。
  カップは 「ニッコー」、アロマキャンドルは、ペパーミントの香り。
  丁度良い、昼下がりのリラックスタイムとなりました。

紅い貴婦人

2009-03-13 16:16:16 | 趣味の器(壺)~その他


   
   


   天気予報通り、今日は雨の週末となりました。
  確か先週も金曜日、雨でしたね。

   でも、今の季節の雨は本当に静かです。音もなく降り始め、やむ・・。
  ごく遠慮深い雨・・なのかも知れません。

   “訪れ” とは音を伴ってやって来る・・。
  昨年も、こんな事を記した記憶がありますが、
  少なくとも雨の音だけは、こちらでは伴っていないようです。

   ただ少々、風は伴っているようです。
  視線の先には金木犀の木が、葉を揺らしているのが見えます。







   

   
   さて、雨の日と言えば恒例の? 「雨の日キャンドル」。
  こんな風に、雨の日にだって楽しむ事にしましたら・・

   雨も満更ではなくなるから不思議です。
  ここは、何と言ってもアンの友達、
  ジム船長 の、この精神に限りますものね。

   「わしは、物事を楽しむという一種の習慣に
  染まってしまったですよ。
  慣性になっちまったもんで、
  不愉快な事まで楽しむようになったですて。・・・」
                        
                     【「アンの夢の家」 第17章】

   さて、今日は蝋燭よりも、
  後ろの “紅い薔薇” の写真に注目して下さいね。

   この薔薇、拙ブログをご覧頂いている方には、
  もうお馴染みですね。折に触れ、登場させていますから。

   これは勿論、いつも素敵な写真をお撮りになっていらっしゃる、
  【KEN さん】 の作品です。

   言うまでもなく、この写真の存在で、
  お部屋がグッと優雅な雰囲気に包まれるのが、常なのです。

   優雅のみならず、それは気分までも・・。
  ある時はアンティック? に、
  又ある時は、ゴージャスに盛り上げてもくれます。

   そして額の存在によって、
  その写真の持つ印象が大きく変わる事も知りました。
  この薔薇は殊の外、黒っぽい額が良く似合います。

   もう一つ、ウェジウッドの硝子製の写真立てにも入れているのですが、
  断然、こちらの方が私は好きです。でも、好みの問題でしょうね。
  妖艶さと可憐さ・・。ガラッとその印象は変わるのですから。

   今日は、【KEN さん】 が、この写真をアップなさっていらっしゃいますので、
  その素敵な写真を是非、どうぞ! 目から鱗です。

   今日のカテゴリー、趣味の器としていながら、
  器の事など全く無視状態ですね。

   何だか和洋折衷と言った趣になりました。
  写真立てと左の青い壺はイタリア製、
  マグカップは日本製(ジュンコ・シマダ)です。

春の星

2009-03-12 18:33:08 | 路傍の花~道草

【「オオイヌノフグリ」(星の瞳)】

   こんな風に雲一つない空・・。
  本当に久し振りのような気がします。

   それにしても、
  ついこの間までは、この時間ですと、
  まだまだ真っ暗でしたのに・・。
  月日の移ろいを感じます。

   今朝の空は、ほんのり桜色。
  こんな空ですと、どうしても
  桜餅を連想してしまう私。

   今朝は随分冷えましたが、(11℃)
  季節は確実に春に向かっているのですね。

   「何ていいお天気でしょう。・・・私達にあつらえ向きじゃないの。
  でも、気まぐれ日和じゃないかしら。・・・
  明日は雨になるわよ。」
 
   「・・・明日は日光が消え失せようとも、
  今日は日光の美しさを満喫しましょうよ。・・・
  西風が吹いているわ。
  西風が吹くとあたしはいつも冒険的な気分になるの。
  あたし達は申し分のない ぶらぶら歩き が出来るわ。」

                                        【「炉辺荘のアン」 第2章】

   ↑ 奇しくも、ダイアナやアンが話している
  ように、こちらも明日はお天気、崩れそうです。

   今日の、このお天気を満喫するためにも、
  アン達を真似て私も、そこら辺を
  ぶらぶら歩きする事にしました。単純!

   一歩、外に出ますと・・。
  プ~ンと、鼻孔をくすぐるのは、
  お向かいの沈丁花。

   初めは寒い・・なんて思いましたが、
  歩いているうちにぽかぽかに・・。
  そうそう、これもアンを真似て、 “お散歩用バッグ”は、ビーズの 物に。

   カメラと家の鍵だけ入ればいいの
  ですから、小さくても十分です。

   「あら、お出かけ・・?」
  「ちょっと、ぶらぶら歩きを・・」
  
   ~なんて、言葉を返しましたが、
  ご近所の方は、ちょっと怪訝な表情。
  結構、盛装っぽい? ですものね。

   こんな時、犬でも連れていれば・・
  なんて、つい思った次第です。