ツイン系はキャブレターも2個ある。
2個あるということは両方をきちんと合わせる必要がある。
これが「同調」
このblogでも何度か書いた記憶があるけど、「同調」は非常に大切!
自分だって、左右の足の長さが違ってたら歩きにくいでしょ?
特別な工具が必要なわけではないし、手間もそれほどではない。(自分比)
とにかく「ピストンがどうの」「点火時期がどうの」「油面がどうの」と言う前に確認して!
分解するのが面倒だったら、エアクリーナジョイントを外して、指を突っ込んでもある程度はわかるはず。
鏡を使ってもいいと思う。
こんなことを書いたのも、持ち込まれたAS1もキャブレターの同調がずれていたから。
アイドリングも不安定だし、走り出しもスムーズではなかった。
でも、全開に近づくほど安定してくる。
スロットルバルブの動きを確認したら、見事に左右でずれがあった。
ワイヤーの引き代は問題なかったので、アイドリングアジャストスクリューで合わせて作業終了!
アイドリングも安定したし、なにより走り出しがスムーズになった。
簡単なチェック方法として、音で判断するのがいいと思う。
まず、エンジンを始動させないで、スロットルグリップを全開にする。
つぎにスロットルをすばやく全閉にすると、スロットルバルブがアイドリングアジャストスクリューに当たる音が聞こえるはず。
同調が取れていれば、当たる音は1回しか聞こえないはず。
単純に「カっ!」だったらだいぢょうぶで「カっ!カっ!」だと問題あり。