渡辺謙さんが主演だけでなくエグゼクティブプロデューサーも務めたという話題作。
実は、封切りされた直後に流れた映画の予告編を観て、
これは絶対に観に行こうと思いつつ見逃した作品でした。
映画は、
「もし、貴方がある日突然アルツハイマーになったら、どうしますか?」
と静かに観る者に問いかけます。
広告代理店でプロジェクトの代表を務める敏腕部長が、
ある時…打合せを忘れる…
だんだんと部下の名前が、打合せ場所が思い出せなくなる、
そして…最後は妻のこともわからなくなる…
とても重いテーマですが、
大滝秀治さん演じる認知症老人の
「生きていりゃいいんだ…」
という言葉と、
彼が歌う調子っぱずれの東京ラプソディや
会社を退職した主人公が散歩するシーンで流れる「悲しき鉄道員」など70年代の洋楽が、
重くなりがちな映画の中の空気を軽くしてくれています。
見終わった後、いろいろと考えさせられました。
私の知り合いにも50代でアルツハイマーを発症した元中学教師がいます。
バリバリ仕事をして、何でも出来る女性だっただけに、
病気のことを聞いた時は、信じられない思いでした。
自分が自分でなくなることの怖さは、どのようなものだったか…と
考えずにはいられません。
渡辺謙さんと妻役の樋口可南子さんの演技には
何度も泣かされました。
同世代だからこそ、観ておきたい作品です。
清水由美

実は、封切りされた直後に流れた映画の予告編を観て、
これは絶対に観に行こうと思いつつ見逃した作品でした。
映画は、
「もし、貴方がある日突然アルツハイマーになったら、どうしますか?」
と静かに観る者に問いかけます。
広告代理店でプロジェクトの代表を務める敏腕部長が、
ある時…打合せを忘れる…
だんだんと部下の名前が、打合せ場所が思い出せなくなる、
そして…最後は妻のこともわからなくなる…
とても重いテーマですが、
大滝秀治さん演じる認知症老人の
「生きていりゃいいんだ…」
という言葉と、
彼が歌う調子っぱずれの東京ラプソディや
会社を退職した主人公が散歩するシーンで流れる「悲しき鉄道員」など70年代の洋楽が、
重くなりがちな映画の中の空気を軽くしてくれています。
見終わった後、いろいろと考えさせられました。
私の知り合いにも50代でアルツハイマーを発症した元中学教師がいます。
バリバリ仕事をして、何でも出来る女性だっただけに、
病気のことを聞いた時は、信じられない思いでした。
自分が自分でなくなることの怖さは、どのようなものだったか…と
考えずにはいられません。
渡辺謙さんと妻役の樋口可南子さんの演技には
何度も泣かされました。
同世代だからこそ、観ておきたい作品です。
清水由美
