今朝から我が家の周辺では、小学生くらいの子供を連れたファミリーを見かけます。
現在の外気温は21℃、ハイキングにはぴったりの陽気です。
昨日は、一泊だけして東京へ帰る長男を駅まで送りがてら、義母宅に立ち寄りました。
夕方4時過ぎに着くと、あいにく留守で、
「残念!タイミング悪かったね、もう一周して帰ってなければ諦めよう」
前もって電話をかけなかったのは、
急に予定が変わる可能性のある長男のこと…
ガッカリさせたくなかったからです。
( どうか、会わせてやれますように…)
と心で祈りながら、
車で義母がよく歩く散歩コースを徐行しながらまわっていると、
前方50mに、小さな袋を持ち少し前のめりで歩く小柄な高齢女性が…。
ゆっくり近づいて行き、声をかけると
最初は助手席の孫の顔が、一瞬わからなかったのか、
眉をあげ、目を大きく見開いて、少し怪訝そうな顔をした義母でした。
その顔が、急に目を細めて、
「今日は、何かいいことがあるかと思っていたのよ」
と、笑いながら見せてくれたのは、
大きな四つ葉のクローバー…
「近くの草むらで、偶然みつけたのよ~、1つだけだったけど」
と嬉しそうに言う義母。
( 四つ葉のクローバーが願いを叶えてくれた…)
このところ、とみに耳が遠くなった祖母の近況を微笑みながら聞き、
小一時間ほど過ごし、夕方の新幹線に乗るからという長男に、
いきなり
「握手しよう!」
と、手を差し出した義母…
少し照れくさそうな孫に、
「あぁ、あったかい手だ!」
と言って、見送ったその姿に、思わず20年後の自分を重ねました。
写真は、初めて挑戦したという夫が作った
“タケノコごはん”です。
相変わらず、質素ですが
右側の卯の花にヒジキ、ソラマメ、キュウリと油揚げなどを加えた創作料理の和え物は意外と美味でした。
もちろん、材料は全て地産地消、化学調味料は一切使っていないそうです。